2013 Fiscal Year Annual Research Report
ショウジョウバエにおける内因性リガンド・病原体センサーによる恒常性維持機構
Project Area | Homeostatic inflammation: Molecular basis and dysregulation |
Project/Area Number |
21117005
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
倉田 祥一朗 東北大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (90221944)
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Project Period (FY) |
2009-07-23 – 2014-03-31
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Keywords | 自然炎症 / ショウジョウバエ |
Research Abstract |
本研究では、ショウジョウバエを用いて、3つの研究項目(1)新規受容体Gyc76Cとその内因性リガンドによる恒常性維持機構の解明(2)病原体センサーPGRP-LEにより恒常的に誘導されている自然炎症の制御機構の解明、(3)病原体センサーPGRP-LEによるオートファジー誘導に見られる動的移行機構の解明を行い、病原体センサーが病原体成分に限らず自己由来内因性リガンドにも応答し、恒常性維持機構としての自然炎症を誘導しており、その破綻が病態へつながることを明確に示すと共に、その分子的基盤を明らかにすることを目的としている。 今年度、研究項目(1)では、Gyc76CがcGMP非依存に誘導する細胞性免疫応答に必要なGyc76Cのドメインを同定した。この領域は、Gyc76CがcGMP依存に誘導する液性免疫応答に必要なドメインとは異なることが明らかとなった。研究項目(2)では、恒常的に自然炎症を誘導するDroJ2の哺乳動物ホモログを同定し、そのホモログが自然炎症の誘導に重要なNF-kB経路を活性化するかどうか調べた。その結果、DroJ2の哺乳動物ホモログも、ショウジョウバエと同様にNF-kB経路の活性化に関わる事が明らかとなった。研究項目(3)では、オートファジー誘導に必要なPGRP-LEの機能ドメインと、Ref(2)Pの機能ドメインを同定した。さらに、Ref(2)PがPGRP-LEに結合する際に重要なドメインを同定した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Terresterol, a Polyoxygenated Lanostanoid, Isolated from the Oomycete Saprolegnia terrestris, and Its Innate Immune-Promoting Activity2013
Author(s)
Kikuchi, H., Sato, Y., Kurata, S., Katou, Y., Oshima, Y.
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Journal Title
Tetrahedron
Volume: 69
Pages: 3536-3542
DOI
Peer Reviewed
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