2012 Fiscal Year Annual Research Report
Adaptive Control for Symbiotic Android Robot
Project Area | Founding a creative society via collaboration among humans and robots |
Project/Area Number |
21118002
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
松本 吉央 独立行政法人産業技術総合研究所, 知能システム研究部門, 研究グループ長 (00314534)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石黒 浩 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (10232282)
宮尾 益知 独立行政法人国立成育医療研究センター, こころの診療部, 医長 (70120061)
中村 泰 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (70403334)
住谷 昌彦 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80420420)
脇田 優仁 独立行政法人産業技術総合研究所, 知能システム研究部門, 主任研究員 (90358367)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ロボット / 学習 / コミュニケーション / アンドロイド / インタラクション / パーソナルスペース |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,前年度までの研究成果を踏まえながら,本学術領域全体の目標である「ロボットによるよい聞き手の実現」へ向けた研究を行った.研究プラットフォームとしては,昨年度までに開発した「微笑み」や「快・不快」などの表情を表出可能で,人の動きや表情に同調して動くことが可能なアンドロイドの女性・男性版を利用した. アンドロイドの遠隔操作時にオペレータが感じる違和感を,パーソナルスペースの転移によるものであるという仮説を立て,SCR(皮膚抵抗値)を利用して調べた.その結果,モーションキャプチャを利用してアンドロイドにオペレータと同じ動きをさせるという「同調的な操作」をしているときは,そうでない場合と比べてオペレータのSCRの反応が大きく,統計的にも有意な差があることが分かった. また,発達障害児のソーシャルスキル学習のためにアンドロイドを利用することに関して,病院での予備実験を開始し,他の見かけ(ぬいぐるみの人形,および小型ヒューマノイド型)のロボットとは異なる反応が見られることが分かった. また,A02,A03班と協業し,アンドロイドの高校でのジグソー学習への適用や,認知心理実験への適用を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでにアンドロイドロボットのプラットフォームを完成させ,新たな会話支援のためのロボット制御方法の提案を行っており,またフィールドでの実証実験も順調に進んでいる.
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Strategy for Future Research Activity |
新学術領域内のA02,A03の研究グループとの連携(アンドロイドプラットフォームを用いた実証実験)を進め,最終成果の取りまとめを行う.
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Research Products
(13 results)