2013 Fiscal Year Annual Research Report
ロボットによる協調学習支援と学習コミュニティの形成
Project Area | Founding a creative society via collaboration among humans and robots |
Project/Area Number |
21118007
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
三宅 なほみ 東京大学, 大学総合教育研究センター, 教授 (00174144)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大島 純 静岡大学, 情報学研究科, 教授 (70281722)
白水 始 国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 総括研究官 (60333168)
中原 淳 東京大学, 大学総合教育研究センター, 准教授 (00342618)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 学習科学 / 認知科学 / 教育工学 |
Outline of Annual Research Achievements |
「人ロボット共生学」領域の目的は,人と人,人とロボットが互いに相手を育て合う「ヒューマン・ロボット・ラーニング」を共通テーマとして,HRIと学習科学という二つの研究領域が双方を高め合い,それらを認知科学が支える3領域が融合し合う新学術領域を創成することであった.「知恵の協創」を担う本研究課題(A03班)では,人と人との相互作用の制御と支援に,ロボットという新しい研究ツールを持ち込むことによって,これまでの経験則を理論化するための多くのリサーチ・クエスチョンを産出し,新しい学習科学の理論を生み出すことを目的とした. 本研究課題では,学ぶ主体である児童生徒の対話場面をフィールドとして立ち上げ,3~4人の子どもたちの学びの中にロボットが1体ずつ入る授業を実践し,ロボットの振る舞いを解析することによって,より質の高い授業作りを目指す実践研究に取り組んだ.今年度は,一つ目の成果として研究の軸としてきた授業法「知識構成型ジグソー法」がどのような条件下で機能するか(例:司会や説明の補助の有無等)を同定し,教員が「ロボット抜き」でも簡単に対話データを収集し音声認識し分析するサイクルを提案して,小中高の教育現場に広く導入できる準備を整えた.それが次期学習指導要領の改訂に関する中教審諮問において,これからの時代に必要な学び方「アクティブ・ラーニング」の一類型として上記授業法が紹介されることに繋がった.二つ目の成果は,幼児学童による対話型絵画鑑賞にロボットを持ち込み,子供たちの鑑賞を成立させると共に,ナビゲーターの鑑賞ガイドの仕方に対する内省を可能にした.一点目の成果と合わせ,遠隔操作を通した現職教員の内省を促す研修の基盤を整備し,一部実践し,実現可能性を確かめた.最後に,これらのマイクロ学習プロセスデータの成果共有の道筋について国際シンポを催して検討し,国際的なネットワーク形成の準備を整えた.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(26 results)
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[Journal Article] Robot as a Learning Partner for Promoting Proactive Discussion in PeerGroups: A Case Study for Career Development2013
Author(s)
Mochizuki, T., Mitate, Y., Tateno, Y., Wakimoto, T., Miyata, Y., Nakahara, J., and Miyake, N.
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Journal Title
The International Conference on Computers in Education
Volume: Indonesia
Pages: 185-193
Peer Reviewed
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