2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Elucidation of social stratification mechanism and control over health inequality in contemporary Japan: New interdisciplinary area of social and health sciences |
Project/Area Number |
21119007
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
片瀬 一男 東北学院大学, 教養学部, 教授 (30161061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
盛山 和夫 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (50113577)
神林 博史 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (20344640)
木村 好美 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (90336058)
中田 知生 北星学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (10265051)
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Keywords | 社会階層 / 健康格差 / 社会保障制度 / ソーシャル・サポート |
Research Abstract |
今年度は、まずA04「社会連帯の形成・維持機構の解明」班との研究交流を行い、研究の連携・分担について検討を行った結果、A04班が主として地域における高齢者のソーシャル・サポートを主として扱うのに対して、本A06班は若年労働者に焦点を当てて家族や職場におけるソーシャル・サポートを主要な研究課題とすることになった。 これを踏まえて平成23年度に福岡、平成24年度に仙台で実施する本調査のための予備調査票の作成をおこなった。この調査は、A01班の「多目的共用パネル調査」で十分に明らかにできなかった事項(とりわけ若年労働者における職業条件と心理的ストレス、ソーシャルキャピタルなど)を調査するものである。そして、A04班が関東圏でとりくむ高齢層のソーシャルキャピタルに関する研究と共通項目を用いて調査を実施することによって、若年層と高齢層では地域のソーシャルキャピタルや社会的連帯が精神的健康に及ぼす影響にどのような違いがあるか探求することになる。主要な調査項目としては、(1)現職の状況、(2)職場でのソーシャル・サポート、(3)家族・親族・友人からのソーシャル・サポート、(4)ソーシャルスキルン、(5)タルヘルスを中心とした健康状況、(6)ストレルフル・イベント(7)ディストレスなどである。 この調査票は平成22年12月に完成し、それを用いた予備調査を中央調査社に委託して平成23年2月に仙台市で行った。この調査では、仙台市の選挙人名簿から25歳から39歳の若年層を1000名抽出し、調査票を郵送したところ、352票を2月末までに回収し、3月中に中央調査社からデータとして納入された。
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Research Products
(7 results)