2023 Fiscal Year Annual Research Report
転写ユニティー機構を構築する多因子間相互作用の網羅的解明
Project Area | Elucidation of the mechanisms of transcriptional unity by understanding spatiotemporal multifactorial interactions |
Project/Area Number |
21H05159
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
高橋 秀尚 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30423544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西山 晃 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (80589664)
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Project Period (FY) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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Keywords | 転写 / RNAポリメラーゼII / メディエーター複合体 / 液ー液相分離 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの研究により、エンハンサーなどの転写調節領域や遺伝子領域を含むゲノムDNAのみならず、転写産物である新生RNAやnon-coding RNAなどのRNAもタンパク質との相互作用により多因子間相互作用を形成し、転写ユニティー機構に関与すると考えられた。このような時空間的な多因子間相互作用による転写ユニティー機構を明らかにするために、従来の転写研究で重要視されてきた生化学的なタンパク質複合体の解析を軸とする相互作用のみでなく、タンパク質、ゲノムDNA、新生RNAやnon-coding RNAを含む多因子間で形成される複雑且つ多様な相互作用を時空間的・網羅的に解明する必要がある。本研究では、多因子間相互作用を時空間的且つ網羅的に捕捉するために、in situビオチン化法による多因子間相互作用の網羅的同定法の確立を行った。手法の確立のためにいくつかの核内構造体に着目して、それらの構成因子の網羅的同定を行った。 さらに、転写ユニティーの構築に重要な役割を果たすメディエーター複合体に着目し、その転写ユニティーにおける役割を解明を試みたところ、メディエーター複合体は転写開始から終結までを統合的に活性化することが明らかとなった。さらに、メディエーター複合体は転写終結後のRNAプロセシングとも連携して、転写ユニティーを構築することが示唆された。今後はメディエーター複合体がmRNA合成の全てのプロセスとユニティーを構築するメカニズムの解明を目指す。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)