2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Bulk Nanostructured Metals -New Metallurgy of Novel Structural Materials |
Project/Area Number |
22102002
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
辻 伸泰 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30263213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宝野 和博 独立行政法人物質・材料研究機構, その他部局等, その他 (60229151)
波多 聡 九州大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (60264107)
戸高 義一 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50345956)
上路 林太郎 大阪大学, 接合科学研究所, 准教授 (80380145)
寺田 大将 千葉工業大学, 工学部, 准教授 (80432524)
柴田 曉伸 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60451994)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 構造用金属材料 / 巨大ひずみ加工 / 超微細粒 / 相変態 / 結晶粒界 / 先端電子顕微鏡法 / 転位 / 双晶 |
Outline of Annual Research Achievements |
強度と延性・靭性の両立といった、従来の常識を打ち破る優れた特性を示すバルクナノメタルの最適材料設計概念を確立することが、本A01(ア)計画研究班の目的である。本研究では、種々のプロセスにより作成されたバルクナノメタルの組織・構造をその特性と関連づけながら明らかにするとともに、粒界・界面だらけの材料であるバルクナノメタルからの相変態・析出現象や非平衡組織形成機構の解明を行う。また、三次元トモグラフィーを含む高度電子顕微鏡法や三次元アトムプローブなどの最先端ナノ構造解析手法を駆使してバルクナノメタル自身の組織とその組織変化を定量的に解明し、A01(イ)班が分担する物性値計算や合金探索のためのシミュレーション結果と連携しつつ、相変態・析出等の固相反応を通じたナノ組織形成の原理と合金組成の影響を明らかにする。2014(平成26)年度の特筆すべき研究成果としては、種々の新しい加工熱処理などにより巨大ひずみ加工によらずにバルクナノメタルを作製する方法が見出されたこと、バルクナノメタルが優れた靭性や耐水素脆性特性などを示すことが見出されたこと、Mg合金の結晶粒微細化の鍵となる合金元素が明確にされたこと、高圧巨大ひずみ加工下での特異な相変態により形成されるナノ組織の集合組織その他の構造物性が明らかとなったこと、高Mn鋼における変形双晶の結晶粒径依存性が明らかとなったこと、バルクナノメタルの引張変形中の格子欠陥増殖に対応するAE測定結果が得られたことなどを挙げることができる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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