Planned Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
1.HBZ発現細胞におけるガンマインターフェロン異常産生のメカニズムとして、HBZがFoxp3を誘導するものの、その発現維持機構の障害から、Foxp3発現が不安定になり、Foxp3陰性細胞に変換されやすいことを見出した。制御性Tリンパ球からFoxp3が陰性となった細胞ではガンマインターフェロンが過剰産生されることが報告されており、この機序がHBZ発現細胞に認められる異常の一因であることが示唆された。2.HBZのよる免疫不全機構として、HBZがTh1サイトカインの急性期における産生障害を起こすことを明らかにし、このためHBZトランスジェニックマウスでは、単純ヘルペス2型、リステリア菌に対する感受性が亢進することを明らかにした。3.HBZトランスジェニックマウスとTCRトランスジェニックマウス、ガンマーインターフェロンノックアウトマウスの交配が終わり、今後、解析を行う予定である。4.HTLV-1の霊長類におけるモデルとしてサルT細胞白血病ウイルス(STLV)の解析を進めた。ニホンザルでは、約半数のサルが感染しており、抗体価も高い。現在、プロウイルスの定量を行っている。また塩基配列の解析から、HTLV-1との異同も明らかになっており、今後、HBZ,Taxに関して解析を進め、ヒトHTLV-1との機能的な同一性を明らかにする。
All 2011 2010
All Journal Article (4 results) (of which Peer Reviewed: 4 results) Presentation (11 results)
PloS Pathogens
Volume: 7 Pages: e1001274
J Virol
Volume: 84 Pages: 7278-7287
J Clin Exp Hematop
Volume: 50 Pages: 1-8
Molecular Aspects of Medicine
Volume: 31 Pages: 359-366