2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Environmental sensing of plants: Signal perception, processing and cellular responses |
Project/Area Number |
22120007
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
西村 幹夫 基礎生物学研究所, 研究力強化戦略室, 特任教授 (80093061)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ペルオキシソーム / オイルボディ / オルガネラ相互作用 / 環境応答 / 植物細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. オルガネラ相互作用の解析:ペルオキシソームとリピッドボディとの相互作用にped1遺伝子が関与することが示唆された。このオルガネラの直接的な相互作用により、貯蔵脂肪が効率よく分解されることが示唆された。 2. ペルオキシソームの機能転換は、オルガネラ機能分化の好例として長年、グリオキシソームから緑葉ペルオキシソームの転換に働く調節機能の解明を目指す光照射下による研究が進められてきた。今回ペルオキシソームの機能転換に伴うグリオキシソーム酵素の分解には、オートファジーによるペルオキシソーム全体の分解とペルオキシソーム局在型Lon protease2によるグリオキシソーム酵素の分解がかかわることを明らかにした。更にLon protease2はATP依存性のプロテアーゼとシャペロンという2つのドメインをもっているが、シャペロンドメインはオートファジーに抑制的に働き、プロテアーゼドメインはこのシャペロン機能を阻害するように働くため、Lon2プロテアーゼがオートファジー自体にも影響を及ぼすことが明らかとなった。以上の結果をまとめて論文および総説として発表した。 3. 「ペルオキシソーム形成異常変異体の解析:ペルオキシソーム形成変異体(apem:aberrant peroxisome morphology)の解析を進め、機能未知なAPEM6が脂質結合能を有し、本遺伝子がペルオキシソームの膜脂質動態に関わることが示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Phosphorylation of the C-terminus of RHD3 has a critical role in homotypic ER membrane fusion in Arabidopsis.2016
Author(s)
Ueda H., E. Yokota, K. Kuwata, N. Kutsuna, S. Mano, T. Shimada, K. Tamura, G. Stefano, Y. Fukao, F. Brandizzi, T. Shimmen, M. Nishimura and I. Hara-Nishimura
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Journal Title
Plant Physiol.
Volume: 170
Pages: 867-880
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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