2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Neural Diversity and Neocortical Organization |
Project/Area Number |
22123009
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
山森 哲雄 基礎生物学研究所, 脳生物学研究部門, 教授 (80260206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
窪田 芳之 生理学研究所, 大脳皮質機能研究系, 准教授 (90192567)
佐々木 哲也 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 微細構造研究部, 流動研究員 (10634066)
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Project Period (FY) |
2010-06-23 – 2015-03-31
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Keywords | 大脳皮質領野 / 遺伝子発現 / 視覚野 / 連合野 |
Research Abstract |
本研究計画の研究目的は、大脳新皮質の構成原理を解明するため、研究代表者の研究室で明らかにしてきた大脳新皮質の視覚野と連合野に特異的に発現する遺伝子および層特異的に発現する遺伝子の機能と投射特異性との関連を明らかにすることである。その為、霊長類とマウスにおける遺伝子操作法を用いて、以下の研究を行った。 (1)霊長類の視覚野特異的発現遺伝子の発現制御機構と生理的機能を明らかにするため、視覚野特異的発現遺伝子の一つをfloxを作成した。 (2)霊長類連合野特異的発現遺伝子(RBP、PNMA5, SLIT1)が神経細胞の樹上突起の形態を制御するという仮説を検証する為に、これらの遺伝子発現をRNA干渉法等で制御することによって調べる。その為、マーモセットを用いて、遺伝子導入した神経細胞での形態変化をルシファーイエロー注入後観察する系を用いて調べる系を確立した。 (3)霊長類連合野特異的に発現する機能未知の遺伝子PNMA5の機能を明らかにする為に、PNMAファミリーの中、マウスで発現するfloxラインを作成した。また、PNMA蛋白質と結合する蛋白質を同定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要で記したように、年度当初掲げた目標は基本的に全て達成した。しかし、floxマウスラインを作成したにしても、それをcreマウスと掛け合わせて、機能的な解析をするのは、時間がかかり、まだ、部位特異的ノックアウトマウスを作成していない。したがって、機能解析にも至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
上述したように、次年度以降は、creマウスとfloxマウスを掛け合わせて、特異的ノックアウトマウスを作成して、その機能解析を行う。
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Research Products
(13 results)
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[Journal Article] Visualization of Cortical Projection Neurons with Retrograde TET-Off Lentiviral Vector.2012
Author(s)
Akiya Watakabe, Shigeki Kato, Kazuto Kobayashi, Masafumi Takaji, Yuki Nakagami, Osamu Sadakane, Masanari Ohtsuka, Hiroyuki Hioki, Takeshi Kaneko, Hiroyuki Okuno, Takashi Kawashima, Haruhiko Bito, Yoshihiro Kitamura, Tetsuo Yamamori
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Journal Title
PLoS One
Volume: 7
Pages: -
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Genetic dissection of the circuit for hand dexterity in primates.2012
Author(s)
Masaharu Kinoshita, Ryosuke Matsui, Shigeki Kato, Taku Hasegawa, Hironori Kasahara, Kaoru Isa, Akiya Watakabe, Tetsuo Yamamori, Yukio Nishimura, Bror Alstermark, Dai Watanabe, Kazuto Kobayashi & Tadashi Isa,
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Journal Title
Nature
Volume: 487
Pages: 235-238
DOI
Peer Reviewed
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