2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Chemical Biology using bioactive natural products as specific ligands: identification of molecular targets and regulation of bioactivity |
Project/Area Number |
23102004
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
渡辺 肇 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80212322)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 生理活性物質 / マウス / オミクス / マイクロアレイ |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域では、天然物リガンド(天然物有機化学)をもとに超活性単純化アナログ(有機合成化学)の創製を目指している。この一連の過程において、本研究の目的はトランスクリプトミクスをはじめとするオミクス技術を用いることにより、本来の天然物リガンドおよびこれをもとに創出した超活性単純化アナログの生物活性を的確に評価し、さらに評価のためのその方法論を開発することにある。 天然物リガンドの多くは生体内での標的分子や作用機構については十分な理解がされないまま残されてきているが、高機能な化合物の開発には標的分子および作用機構の理解が不可欠である。申請者は培養細胞やマウス、微小甲殻類(Daphnia)を対象として、遺伝子情報を含む網羅的な解析(オミクス解析)を通じて化学物質の生物影響解析を手がけてきた。特に本研究では、このオミクス解析技術を天然物リガンドの生物学的な評価、作用機構の解明および超活性単純化アナログの評価に適用することにより、新規アッセイ法の開拓をめざした。天然物リガンドおよび超活性単純化アナログの評価を個体レベルで行うために、培養細胞やマウスやDaphniaに天然物リガンド等の投与を行い、これら化学物質の生物活性について、DNAマイクロアレイを用いたゲノミクス解析などを用いて評価した。さらにこれらリガンドの作用機構を明確に把握するために、リガンドの標的遺伝子を導入し可視化可能にしたトランスジェニック動物を作製し、効率的なリガンドの評価系の構築を行った。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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