2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Hyper Bio Assembler for 3D Celluler Innovation |
Project/Area Number |
23106005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
新井 健生 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (90301275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大原 賢一 大阪大学, 基礎工学研究科, 講師 (50517886)
前 泰志 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (50304027)
谷川 民生 独立行政法人産業技術総合研究所, 知能システム研究部門, 研究員 (30357470)
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Keywords | マイクロマニピュレーション / 高速3次元計測 / 3次元細胞システムパーツ / 3次元細胞システム / in vitro活性 |
Research Abstract |
本研究では,これまでの2本指マイクロハンドによる微細操作技術および実時間全焦点顕微鏡システムによる微細環境の可視化技術,さらには微小流路内での細胞操作技術を基盤として,いまだ実現されていない活性化する3次元細胞システムのin vitro環境での構築プロトコルの確立を目的とする.また,マイクロハンドおよび実時間全焦点顕微鏡技術の改良により,高速での細胞システムパーツ自動組立技術を開発する.平成23年度は,各課題における基盤技術の開発を目的とし,次の内容を実施した. 【ロール方式による血管の生成】管状細胞バーツ構築の最終的な自動システム化を視野に入れ,鋳型としてスタンプ型治具を採用し,細胞シート間にロッドを挟み込む形で管状細胞パーツを生成する手法を検討した。さらに,マイクロ流体チップを 用いてトロイダル形状のスフェロイドを生成するプロトコルを考案し,その流体解析を行い,基礎検証を行った. 【ハンバーガ方式による硬組織の3次元細胞システムパーツの生成】硬組織構築を目的としたハンバーガ方式による3次元細胞パーツ構築手法では,細胞を内包したハイドロゲルファイバーを利用した任意形状の3次元細胞システム構築手法についての基礎検証を行った. 【高速細胞システム構築技術の開発】マイクロハンドや3次元細胞パーツ,3次元細胞システムの高速検出アルゴリズムの開発として,細胞の高速検出アルゴリズムの開発を行った.マイクロハンドによる高速自動組み立て作業実現のための計測技術確立のため, マイクロハンドの安定した高速把持動作のための振動解析および制御手法の提案,マルチスケールでの細胞,3次元細胞システムを観測するための顕微鏡システムの試作,自動細胞把持システムのためのマイクロハンドを用いた微小力計測手法の基礎検証を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
3次元細胞システムパーツの構築法であるロール方式,ハンバーガ方式,高速細胞システム構築技術について,実施計画の通りおおむね進捗していることから,順調に進展していると判断した.
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Strategy for Future Research Activity |
公募研究とも連携をとりながらロール式,ハンバーガ式による3次元細胞システムパーツの構築,ならびに高速細胞システム構築技術の開発に取り組む.
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Research Products
(5 results)