2013 Fiscal Year Annual Research Report
集団遺伝学理論と比較ゲノムによる非コードDNA領域の進化メカニズム
Project Area | Functions of non-coding DNA region for genome integrity |
Project/Area Number |
23114004
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Research Institution | The Graduate University for Advanced Studies |
Principal Investigator |
印南 秀樹 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 准教授 (90444140)
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Project Period (FY) |
2011-07-25 – 2016-03-31
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Keywords | 非コード領域 / 進化 / ゲノム |
Research Abstract |
本研究では、非コード領域にどのような自然選択の力が働き、どのような過程で進化してきたかを明らかにする。理論研究は一般的に非常に柔軟で、あらゆる生物種の幅広いタイプの非コード領域を研究対象にすることができる。そこから、非コード領域に共通する進化の法則を導きだし、その背後にある進化のメカニズムを理論的に解明する。遺伝学の仕事は常にその一般性を問わなければならない。本班の理論的研究から、あるモデル種を用いた研究成果が、どの程度の種の範囲まで適用できるのか?という一般性を問う問題に答えることが出来る。 本年度は、ラフレシアのゲノムの解読を主に行った。 また、バチルスという細菌のゲノムも100系統近く決定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ラフレシアのゲノム解読は比較的苦労したが、3年越しになんとか最終段階に入った。バチルスのゲノム解読は問題なく予定通りに進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
ラフレシア、バチルスのゲノム解析はポスドク2名体勢で解析して行く。細菌のバチルスはほぼ問題ないであろうが、ラフレシアのゲノムは予想以上に複雑で、時間を要するであろう。
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Research Products
(4 results)