2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Spying minority in biological phenomena -Toward bridging dynamics between individual and ensemble processes- |
Project/Area Number |
23115004
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石島 秋彦 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (80301216)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杤尾 豪人 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70336593)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | バクテリア / 走化性 |
Outline of Annual Research Achievements |
バクテリア内イメージングシステムの構築として,マルチモーター解析とイメージングシステムとの融合システムをさらに向上させるために,現状でのテザードセル法からビーズアッセイ法にシステムを改変することを試みる.そのためには,細胞上部のアキシコンレンズ系による局所励起を導入する.また,局所環境の変化における細胞の応答を追求するために,新しいケージド化合物の開発(誘因・忌避物質)を行う.また,モーター基部体へのシグナル分子の結合・解離の同時計測をさらに進め,回転変換中のモーターの構造変化についての詳細を調べる.さらに,レセプターの動きとモーターの回転転換を同時に計測するために,レセプターに蛍光色素を導入し,FRETなどの蛍光イメージングシステムの構築に取り組んでいる. また,シグナル分子の超長時間追跡に高強度・無褪色のダイヤモンド蛍光を利用すべく,ダイヤのナノ粒子化,蛋白質への導入を検討するほか,ダイヤ蛍光の磁気特性を生かした新規分子計測法も開発する
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初は,困難であると考えていたレセプターの動態の直接計測に取り組むことが視野に入ってきた.それは,GFPを導入したCheYのモーターへの結合・解離と回転転換を同時に計測することが可能になったからである.そこで,レセプターの一部である,CheA,に蛍光色素を導入し,レセプター内部での動態をFRETなどの蛍光イメージングシステムを用いて直接計測することを現在試みている.
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Strategy for Future Research Activity |
上記に述べたように,今後は細胞内の情報伝達にレセプターの動態を組み合わせた計測システムの構築を行う.そのためには,どこに,どのように,蛍光色素を導入するかの検討を行う必要がある.
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Research Products
(7 results)