2016 Fiscal Year Annual Research Report
New Development of Research on Neutron Stars by X- and Gamma-Rays Observatory
Project Area | Nuclear matter in neutron stars investigated by experiments and astronomical observations |
Project/Area Number |
24105007
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Research Institution | Japan Aerospace EXploration Agency |
Principal Investigator |
高橋 忠幸 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (50183851)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内山 泰伸 立教大学, 理学部, 教授 (00435801)
辻本 匡弘 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (10528178)
玉川 徹 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器研究センター, 准主任研究員 (20333312)
堂谷 忠靖 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (30211410)
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Project Period (FY) |
2012-06-28 – 2017-03-31
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Keywords | X線天文学 / 中性子星 / ガンマ線天文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
「ひとみ」衛星による中性子星観測のために実施した,超高分解能分光装置の耐係数率性能を,軌道上のかに星雲観測で実証することができた。X線から軟ガンマ線におよぶ広帯域観測装置についても,めざしていた性能がえられることを軌道上データ,あるいはSPring-8などを用いて行われた打ち上げ前試験によって確認できた。「ひとみ」衛星は短時間で運用を停止する事態になったが,先端装置を実際に開発し,軌道上で得た知見は今後の衛星開発において極めて重要である。 中性子星の半径を制限するために,既存のX線衛星を用いた解析を精力的に実施した。GRS1747-312の「すざく」衛星のX線バーストデータから、減光時のエネルギースペクトルに吸収端状の構造を検出した。これまで,X線バーストでこのような構造が見られたことはなく、中性子星のスピンで鈍った吸収端と解釈することができる。これは,中性子星表面の重力赤方偏移を推定する新たな方法を提示することとなった。さらに,中性子星大気モデルを整備したうえで,SerX-1のChandra衛星データの詳細な解析を行い,中性子星大気モデルの結果と比較した。実際に得られた吸収線の上限値から,中性子星表面の温度や伝導度に制限をつけることが可能である フェルミ衛星による大マゼラン銀河のパルサー星雲N157Bのガンマ線観測から,GeVガンマ線の観測が中性子星の慣性モーメントを制限する新しい手法につながることを明らかにした。 将来の観測に向けて,CdTe両面ストリップ検出器の改良やJPARCを用いた高いレートのガンマ線イベント取得の試験,ADCを内蔵したピクセル検出器用低雑音多チャンネルASICの開発などを行った。CMOS読み出しとストリップ電極を組み合わせた電子飛跡追跡を可能とする新しいSIンサーの試験を行い,期待される性能を得た。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Performance of the PRAXyS X-ray polarimeter2016
Author(s)
Iwakiri, W. B.; Black, J. K.; Cole, R.; Enoto, T.; Hayato, A.; Hill, J. E.; Jahoda, K.; Kaaret, P.; Kitaguchi, T.; Kubota, M.; Marlowe, H.; McCurdy, R.; Takeuchi, Y.; Tamagawa, T.
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Journal Title
Nuclear Inst. and Methods in Physics Research, A
Volume: 838
Pages: 89-95
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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