2017 Fiscal Year Annual Research Report
Membrane dynamics in autophagy: its molecular machinery and linkage to diseases
Project Area | Multidisciplinary research on autophagy: from molecular mechanisms to disease states |
Project/Area Number |
25111002
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉森 保 大阪大学, 生命機能研究科, 教授 (60191649)
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Project Period (FY) |
2013-06-28 – 2018-03-31
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Keywords | オートファジー / 膜動態 / 感染症 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)オートファゴソーム膜創生の解明 我々はオートファゴソームが、小胞体とミトコンドリアの接触部位(MAM)で形成されることを既に突き止めている。このMAMを細胞分画法で抽出し、オートファジー誘導の有無でプロテオミクス解析を行った。オートファジー誘導条件下で特異的に増えるたんぱく質を複数同定した。その中にオートファゴソーム形成に必須のものがあったのでさらに解析したところ、この分子がオートファゴソーム形成に必須のAtgたんぱく質複数をMAMに結合させる役割を持つことが判明した。 2)選択的オートファジーにおける膜動態の分子機構の解析 選択的オートファジーの初期過程で働くユビキチン化酵素(E3 リガーゼ)複合体を同定したので、その解析を行った。その結果、複合体のサブユニットの一つが、あるエンドソーム膜タンパク質の内腔側を認識することが判明した。これにより何故穴が開いたエンドソームだけが選択的なオートファジーの標的になるのかという謎が解けた。 3)オートファジーの膜動態と感染症などの病態との関わりの解明 我々は今までに、上皮細胞に侵入したA群レンサ球菌がオートファジーによって効率よく殺されることを報告している。その後、内皮細胞はオートファジー機能を正常に有するにもかかわらず、細胞内に侵入したA群レンサ球菌を殺すことができないことが判明した。さらに、内皮細胞は正常なオートファジー能力を有するが、A群レンサ球菌をユビキチン化することができず選択的オートファジー機構によって認識できないという事実を明らかにした。 4)オートファジーの膜動態を制御する低分子化合物及び内在性タンパク質の探索 既に得た候補化合物や内在性タンパク質について作用の分子機序の解析が進みつつある。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(36 results)
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[Journal Article] Defects in autophagosome-lysosome fusion underlie Vici syndrome, a neurodevelopmental disorder with multisystem involvement2017
Author(s)
Hori I, Otomo T, Nakashima M, Miya F, Negishi Y, Shiraishi H, Nonoda Y, Magara S, Tohyama J, Okamoto N, Kumagai T, Shimoda K, Yukitake Y, Kajikawa D, Morio T, Hattori A, Nakagawa M, Ando N, Nishino I, Kato M, Tsunoda T, Saitsu H, Kanemura Y, Yamasaki M, Kosaki K, Matsumoto N, Yoshimori T, Saitoh S*
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 7
Pages: 3552
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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