2017 Fiscal Year Annual Research Report
Study on selective autophagy on cellular functions
Project Area | Multidisciplinary research on autophagy: from molecular mechanisms to disease states |
Project/Area Number |
25111006
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
小松 雅明 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90356254)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和栗 聡 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (30244908)
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Project Period (FY) |
2013-06-28 – 2018-03-31
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Keywords | タンパク質分解 / オートファジー / リソソーム / 代謝 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.オートファジー選択的基質p62/Sqstm1がユビキチンリガーゼアダプタータンパク質Keap1を不活性化し、Keap1のターゲットであるストレス応答性転写因子Nrf2を活性化することを報告してきた。本年度、p62/Sqstm1のpre-mRNAスプライシングにより生じるバリアントが、全長型p62タンパク質とは対照的にKeap1-Nrf2経路を負に制御することを見出し、論文として報告した。 2.p62/Sqstm1によるKeap1-Nrf2経路が肝細胞がんにおいて活性化していること、この活性化が腫瘍増殖を促進することを報告してきた。また、p62/Sqstm1-Keap1-Nrf2経路を標的にした抗がん剤スクリーニングを実施し、ヒット低分子化合物を得た。本年度は、得られた低分子化合物の誘導体を合成し、その薬効を試験管内、細胞レベルで検証し、論文として報告した。 3.昨年度、Atg8ファミリータンパク質であるGABARAPファミリーに相互作用するE1様酵素UBA5をコードする遺伝子変異が、遺伝性重篤発達障害を引き起こすことを報告した。本年度、UBA5が活性化するユビキチン様分子UFM1あるいは活性化されたUFM1が転移されるE2様酵素UFC1をコードする遺伝子変異を発達障害患者家系から同定し、UFM1システムの機能減弱が遺伝性重篤発達障を引き起こすことを論文として発表した。 4.肝臓特異的オートファジー欠損マウスのリピドーム解析を行い、特異的代謝物の蓄積を見出した。これは新規オートファジー選択的基質の蓄積が原因であることを発見した。 5.Atg2a, Atg2bの遺伝子改変マウスを作出し。それら遺伝子改変マウス表現型解析を進めた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(32 results)