1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01010015
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小高 健 東京大学, 医科学研究所, 教授 (00012691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 暹 国立がんセンター研究所, 部長 (20076970)
吉田 迪弘 北海道大学, 理学部, 助教授 (60001765)
橋本 嘉幸 東北大学, 薬学部, 教授 (90072412)
黒木 登志夫 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90006073)
及川 淳 東北大学, 抗酸菌病研究所, 教授 (40076980)
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Keywords | 研究資材 / 情報サービス / 可移植性腫瘍 / モノクローナル抗体 / 染色体マッピング / 遺伝子プローグ |
Research Abstract |
本班の目的は、癌の研究者にとって必要な資材を供給すること、あるいは情報を提供することによって、わが国の癌研究の効率を高めることにある。 1.癌細胞180種類の保存を行い、このなかから17研究機関に対して、担癌動物43件(19種類)、凍結細胞20件(12種類)、培養細胞22件(12種類)の分与を行った。なお定期的に発行している「日本で維持されている可移植性腫瘍一覧表」を編集中である。 2.モノクローナル抗体についての情報を収集し、次年度に発行予定の冊子について検討を行った。 3.ヒト遺伝子を染色体にマッピングするためのハイブリッド細胞のDNAを10名(9機関)に配布した。なおマウス遺伝子に関するものを開発中だったが、実用化の見通しが立つようになった。 4.がん遺伝子のプローブについては、3種類計5件の配布を行った。準備中だったhst遺伝子のプローブが出来上り、配布を開始した。 5.遺伝子に関する情報サービスを、13名に対して25回行った。「DNA配列が決定されている遺伝子領域のリスト」を256名に配布した。 6.今年度は化学物質の製造、配布を行なわなかった。 過去数年間にわたる本班の活動内容について見直しを行い、それにもとづいて来年度の活動が決まるはずである。
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