1989 Fiscal Year Annual Research Report
日本語教師の教授能力に関する評価・測定法の開発研究
Project/Area Number |
01102050
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Research Institution | Showa Women's University |
Principal Investigator |
人見 楠郎 昭和女子大学, 学長 (70054103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮地 裕 帝塚山学院, 院長 (50027950)
水谷 修 国立国語研究所, 日本語教育センター, センター長 (60088789)
林 大 国立国語研究所, 名誉所員 (20000002)
野本 菊雄 国立国語研究所, 所長 (40000400)
岡崎 敏雄 広島大学, 教育学部, 助教授 (00194340)
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Keywords | 日本語能力 / 教授能力 / 評価 / 測定対象項目 / パフォ-マンステスト |
Research Abstract |
日本語教育教授能力の測定について、本年度は3回の研究集会を持ちつぎの2点に関して検討を行った。 1)測定項目の特定-教授能力を構成する諸能力のうち、測定の対象とすべき項目はなにかについて討議し、その大枠を決定した。現時点で考えられているのは、以下のとおりである。 ア)コ-スデザイン、カリキュラムデザインなどの計画設計にかかわる諸能力 イ)教材の作成、教室活動の計画などの教育の準備にかかわる諸能力 ウ)学習のプロセスに関する情報を収集する諸能力 エ)教育および学習に関する評価に基づいて教育活動を改善する諸能力 来年度はこれらの項目を細分化し、テスト問題の作成に結び付ける予定である。 2)測定方法の検討-測定する方式として、従来のペ-パ-&ペンシルによるテストではなく、実際の教育現場のパフォ-マンスを測定するテストを適当な方式として検討した。 なお、この研究は日本語教育学会との密接な連携の下に行われているが、この点について平成元年11月に学会員の意見をきく機会として「教授能力の測定に関する公開会議」を開催した。
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