1990 Fiscal Year Annual Research Report
企業パラダイムの変革と情報システムの変化過程に関する実証研究
Project/Area Number |
01301087
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
武田 隆二 神戸大学, 経営学部, 教授 (80030708)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 幹仁 神戸大学, 経営学部, 助教授 (40115754)
岡部 孝好 関西大学, 商学部, 教授 (60067676)
谷 武幸 神戸大学, 経営学部, 教授 (00030718)
牧戸 孝郎 名古屋大学, 経済学部, 教授 (60022464)
小林 哲夫 神戸大学, 経営学部, 教授 (90030709)
|
Keywords | 企業パラダイム / 情報システム / パラダイム変革 / 規約先行型革新 / パラダイム先行型革新 / 経営コンステレ-ション / コンピュ-タ・システム / 経営戦略 |
Research Abstract |
第2年度における研究は、初年度の実態調査の経験を踏まえて、可能な限り多数の企業の事実的実態を調査し、知見の蓄積を目指すことに一つの目標がおかれた。 この目標に向けて、日本鋪道株式会社、大和ハウス工業株式会社および阪神電気鉄道株式会社の3社についての実態調査の成果を纏め得るところまで発展できた。それと同時に、これまで知られなかった新たな知見を付け加えることができたことは、大きな業績といえると考える。 現実に会社の事実関係についての調査であるだけに、まずもって会社側の協力が取り付けられ得なければならないことと、さらにその会社の実態が我々の研究対象に適するものでなければ意味をもたないといった制約の中での調査であったことを振り返るとき、第2年度の調査成果はそれなりの重い意味があったといえる。 本研究会では、第1年度の研究成果に第2年度の一部の研究成果をも含めて、平成2年9月10日ー13日に東京経済大学で開催された日本会計研究学会においてその成果を発表した(9月12日)。この発表に当たり、8月6日および7日の両日、合宿して研究討論したことが、学会発表のよりよい成果につながったといえよう。 我々は従来の研究でほとんど取り上げられなかった領域を問題として、解明の糸口を手探りで求めながらの一歩いっぽであったが、別添のような「研究成果報告書」として纏め上げることができ、さらに原稿の完成の関係上この報告書に収容できなかった論文をも含めて、下記の出版社から刊行を予定している。 武田隆二編著「企業パラダイムと情報システム」税務経理協会、平成3年7月刊行予定
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] 武田 隆二: "企業パラダイムと情報システムの相互的影響ーマツダの事例研究ー" 企業会計. 42. 13-18 (1990)
-
[Publications] 小林 哲夫: "Budgetierung und Steuerung in japanischen dezentralisierten Industrieunternehmen" ZfbF. 4. 343-356 (1990)
-
[Publications] 牧戸 孝郎・皆川 芳輝: "環境変化への適応と情報システム" 会計. 138. 70-81 (1990)
-
[Publications] 谷 武幸: "業績管理会計システムと経営戦略" 国民経済雑誌. 162. 67-83 (1990)
-
[Publications] 岡部 孝好: "企業パラダイムと情報システムの相互的影響ー長谷工コ-ポレ-ションの事例研究ー" 企業会計. 42. 19-25 (1990)
-
[Publications] 西村 幹仁: "企業パラダイムと情報システムの相互的影響ーアシックスの事例研究ー" 企業会計. 42. 33-40 (1990)