1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01302003
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
加藤 順二 東北大学, 理学部, 教授 (80004290)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
草野 尚 広島大学, 理学部, 教授 (70033868)
笠原 晧司 京都大学, 教養部, 教授 (70026748)
望月 清 信州大学, 理学部, 教授 (80026773)
岡本 和夫 東京大学, 教養学部, 教授 (40011720)
上見 練太郎 北海道大学, 理学部, 教授 (10000845)
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Keywords | 常微分方程式 / 偏微分方程式 / 関数微分方程式 / 線形性と非線形性 / 安定性 / 解 / 漸近挙動 / 定性的理論 |
Research Abstract |
本研究は、実施計画書に述べられたように、[1]常微分方程式、[2]偏微分方程式、及びその双方にまたがる研究に大別され、微分方程式全般にわたる研究を対象にするものである。その実際は総合的な研究集会(89.12/20ー22、於早稲田大学)及び分担者あるいは協力者を中心とするシンポジウムやセミナ-によって進められた。 それらの中で中規模のものとしては、九州地区における微分方程式(草野尚、89.8/1ー2)、各地における偏微分方程式:北海道地区(上見練太郎、89.8/3ー5;91.2/14ー16)、関西地区(笠原晧司、89.9/4ー7;岩崎敷久、90.12/20ー22)、松本(望月清、89.10/26ー28;90.12/3ー5)、松山(梶谷邦彦,91.1/5ー7)、及び複素領域の微分方程式(岡本和夫、89.10/5ー9;90.11/5ー8)、関数微分方程式(古用哲夫、89.10/26ー28;加藤順二、90.8/30ー9/2)、発展方程式(相沢貞一、89.11/30ー12/2;丸尾健二・梶木屋龍治、90.8/17ー20)、変分問題(菊池紀夫、90.8/17ー20)、応用数学における偏微分方程式(高木泉、90.1/25ー27)、古典力学(伊藤秀一、91.1/16ー18)、WKB法(西本敏彦、91.3/18ー20)など各話題を中心として多岐にわたっている。また、以上の研究集会の中には海外の研究者の参加もみられた。そのほか小規模の研究集会も数多くもたれた。 以上、補助金をもとに活発な研究活動が行われ、数多くの成果を挙げることができ、今後の発展への見通しを得ることができた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Ikawa,Mitsuru: "Singular perturbation of symbolic flows and poles of the zeta functions." Osaka J.Mathematics. 27. 281-300 (1990)
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[Publications] (Jaros,Jaroslav),Kusano,Takasi: "On oscillation of linear neutral differential equations of higher order" Hiroshima Mathematical J.20. 407-419 (1990)
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[Publications] Kato,Junji: "Compact boundedness in periodic functional differential equations with infinite delay" Proc.Royal Society of Edinburgh. 114A. 291-297 (1990)
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[Publications] Mochizuki,Kiyoshi: "On small data scattering with cubic convolution nonーlinearity" J.Mathematical Society of Japan. 41. 143-160 (1989)
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[Publications] Naito,Manabu: "Nonoscillatory solutions of second order differential equations with integrable coefficients" Proc.American Mathematical Society. 109. 769-774 (1990)
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[Publications] Takano,Kyoichi: "Reduction for Painleve^^´ equations at the first singular points of the second kind" J.Mathematical Society of Japan. 42. 423-443 (1990)