1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01302033
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
辻 三郎 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029527)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井口 征士 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (90029463)
松山 隆司 岡山大学, 工学部, 教授 (10109035)
長尾 真 京都大学, 工学部, 教授 (30025960)
堂下 修司 京都大学, 工学部, 教授 (00025925)
國井 利泰 東京大学, 理学部, 教授 (50013743)
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Keywords | 感性情報 / 感性コミュニケーション / 感性データベース |
Research Abstract |
本研究では、感性情報の抽出・表現法の確立と、それに基づいた感性情報の生成や感性データベース検索システムを実現するための総合的研究が目的である。本年度は3回の研究会を行ない(うち一回は電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション研究会と共催)、感性情報処理の分野の研究の動向を調査し、総合的な研究を行なった。 研究会では、研究分担者らが発表を行ない、活発な討論が行なわれた。研究発表では、画像・音響メディアに含まれている感性情報の抽出やその表現・生成・検索に関する研究の紹介が行なわれた。また、感性科学という新しい分野を確立するための基礎についての考察もなされた。 感性情報処理の研究の対象は、従来から人工知能やパターン認識の研究対象として研究が行なわれてきた画像・音響メディアに関するものが中心となっている。従来の情報科学の枠組みの中では多くの情報がパターンの正規化のために切り捨てられてきた。研究会では、従来切り捨てられてきた情報(すなわち感性情報)の重要性について報告され、その抽出・生成・検索例が紹介された。発表に続く討論において、つぎのことが問題点として抽出された。感性情報は従来のパターン認識技術では正規化できない情報であるため、いわゆるパターン情報と比べるとその情報量は巨大なものになる。また、感性情報は主観的、曖昧、多義的、状況依存的であることも指摘された。現在の感性情報処理の試みは、画像・音響メディアに含まれるものを中心としているが、それらに共通した基礎理論の必要性も議論された。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 山田 篤,網谷 勝俊,星野 泰一,西田 豊明,堂下 修司: "自然言語における空間描写の解析と情景の再構成" 情報処理. 31. 660-672 (1990)
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[Publications] Tatsuya KAWAHARA,Toru OGAWA,Shigeyoshi KITAZAWA,Shuji DOSHITA: "PHONEME RECOGNITION BY COMBINING BAYSIAN LINEAR DISCRIMINATIONS OF SELECTED PAIRS OF CLASSES" Proc,of International Conference on Spoken Language Processing. 279-232 (1990)
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[Publications] 今中 武,曽我 正人,上原 邦昭,豊田 順一: "感性情報を扱うためのPrologとニューラルネットワークの結合" 情報処理学会人工知能研究会. AI70-2 (1990)
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[Publications] 中川 隆,鈴村 明,杉田 繁治: "写真・スライドデータベースの構築" 情報処理学会グラフィクスとCAD研究会. CAD47-3 (1990)
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[Publications] 塚田 正人,大田 友一: "Color Constancy問題へのロボットビジョン向きアプローチ" 情報処理学会コンピュータビジョン研究会. CV65-8 (1990)
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[Publications] 中嶋 正之・安居院 猛・永井 宏一: "弾性網を用いた複雑な形状に対するテクスチャマッピング" 情報処理学会論文誌. 31. 219-226 (1990)