1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01302045
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
澤本 正樹 東北大学, 工学部, 教授 (90016519)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 禎輔 日本大学, 工学部, 助教授 (20059207)
前川 勝朗 山形大学, 農学部, 助教授 (40007076)
石井 千万太郎 秋田大学, 鉱山学部, 助教授 (80006676)
平山 健一 岩手大学, 工学部, 教授 (10001140)
佐々木 幹夫 八戸工業大学, 工学部, 助教授 (30118195)
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Keywords | 東北地方 / 河口処理 / 岩木川 / 阿武隈川 / 最上川 / 中小河川 / 七北田川 / 河口砂州 |
Research Abstract |
東北地方主要河川河口について、各県の大学で分担してその水理・地形特性を調査した。調査を行った河口および調査項目は次の通りである。 青森県:岩木川(水戸口の水理)、高瀬川(水質、流速、安定化)、馬淵川(砂州のフラッシュ)、新井田川(流況、水質) 岩手県:三陸中小42河川(河口地形の比較と支配要因の考察) 秋田県:米代川(河口砂州地形の調査)、雄物川(河口水理)、予吉川(地形と工事の関連) 宮城県:七北田川(河口砂州変形過程の実測と解析)、阿武隈川(河口砂州の変形過程の実測と砂州フラッシュの解析) 山形県:最上川(河口砂州変形過程実測) 福島県:県下36中小河川(閉塞地形の特性) なお、いずれの河川についても空中写真、古地図、工事誌などの収集を進めた。 研究開始にあたり、岩木川河口十三湖で研究集会を実施し、それぞれの研究者の視点などの整理確認を行った。 これらの河川を同時に調査することの特徴は、研究題目に掲げたように比較河口学を行なう点にある。事実本年度調査を行ってみて、河川のスケ-ルにより河口の水理・地形変形過程が大きく異なっており、このような総合研究がきわめて有効であることが確かめられた。
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Research Products
(12 results)
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[Publications] 工藤隆記: "高瀬川の水理特性について" 土木学会平成元年度東北支部技術研究発表会講演概要. 188-189 (1990)
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[Publications] 渥美雅裕: "馬淵川河口砂州実態調査" 土木学会平成元年度東北支部技術研究発表会講演概要. 172-173 (1990)
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[Publications] 松本雅士: "新井田川河口部の流況・水質調査(2)" 土木学会平成元年度東北支部技術研究発表会講演概要. 190-191 (1990)
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[Publications] 伊東裕之: "岩手県中小河川河口現地調査結果について" 土木学会平成元年度東北支部技術研究発表会講演概要. 184-185 (1990)
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[Publications] 平山健一: "平成元年度岩手県内中小河川河口調査報告(第一報)" 岩手大学工学部土木工学科水工学研究室報告. 89-3. 1-100 (1990)
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[Publications] 伊藤俊夫: "河口部の最狭断面形状と水理特性" 土木学会平成元年度東北支部技術研究発表会講演概要. 180-181 (1990)
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[Publications] 伊東俊夫: "七北田川河口部の地形と水理特性" 海岸工学論文集. 37. (1990)
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[Publications] 佐藤道生: "1989年阿武隈川河口砂州変形調査" 土木学会平成元年度東北支部技術研究発表会講演概要. 174-175 (1990)
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[Publications] 岩渕巧: "洪水時の河口拡幅に関する考察" 土木学会平成元年度東北支部技術研究発表会講演概要. 176-177 (1990)
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[Publications] 沢本正樹: "1989年阿武隈川河口砂州変形過程" 海岸工学論文集. 37. (1990)
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[Publications] 前川勝朗: "最上川河口の砂州について" 東北地域災害科学研究. 26. (1990)
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[Publications] 長林久夫: "福島県内の中小河川の河口調査" 土木学会平成元年度東北支部技術研究発表会講演概要. 186-187 (1990)