我が国の科学史研究の歴史と現状についての実証的研究

1989 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 01302060
• Research Institution: Chuo University
• Principal Investigator: 菊池 俊彦 中央大学, 法学部, 教授 (20096100)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 鳥井 裕美子 大分大学, 教育学部, 助教授 (50180203) ; 高山 進 三重大学, 教育学部, 助教授 (80154920) ; 木本 忠明 東京工業大学, 工学部, 教授 (20052855) ; 遠藤 一夫 北海道大学, 工学部, 教授 (10001116) ; 加賀美 鐡雄 中央大学, 法学部, 教授 (30119531)
• Keywords: 科学史学会 / 科学史 / 学会史 / 科学史学 / 科学史史料 / 科学技術史 / 科学技術史資料 / 科学史研究

Research Abstract

文献資料については、関係学会の資料調査と各地に散在する文献調査をおこなった。この調査旅行(北海道、宮城、東京、愛知、大阪、京都、広島、福岡、長崎、大分)において地方の関係者との打ち合わせがおこなわれた。この作業を通じて、第二年度に計画している年表・資料集作成の準備が達成された。
聞き取り調査は順調に進行し延べ15人の関係者から、日本に於ける科学史学の成立並びに学会の創立時の事情を伺った。この聞き取りは原則的に科学史技術史研究者に公開して行われたため、議論の中で内容が一層正確になった。その内容は録音し、文字化の作業が進められている。この聞き取りは、研究費補助金の交付確定前から準備していたため、録音テ-プの量は約50時間分にのぼる。またこの聞き取り作業の中で、貴重な資料が回覧提供された。
わが国において刊行された欧文文献の調査として、日本科学史学会の刊行する欧文誌を全巻購入し、その所収の文献を整理し総目録を作成した。
なお研究打ち合わせは、全体会議は3回、在京の分担者の連絡打ち合わせは毎月開催し、事務局担当者会議は毎週行い、研究分担者間の緊密な連携をはかった。

Research Products

• [Publications] 菊池俊彦編: "日本科学史学会欧文誌総目録" HISTORIA SCIENTIARUM. 39. (1990)
• [Publications] 菊池俊彦他編: "日本科学史学会創立に関する聞取り調査の報告(1)" 科学史研究.
• [Publications] 菊池俊彦他編: "日本科学史学会創立に関する聞取り調査の報告(2)" 科学史研究.