1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01308030
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
京極 好正 大阪大学, たんぱく質研究所, 教授 (90012632)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相本 三郎 大阪大学, たんぱく質研究所, 助教授 (80029967)
嶋本 伸雄 国立遺伝学研究所, 助教授 (20127658)
箱嶋 敏雄 大阪大学, 薬学部, 助手 (00164773)
西村 善文 横浜市立大学, 総合理学研究科, 教授 (70107390)
饗場 弘二 筑波大学, 化学系, 助教授 (20025662)
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Keywords | 重点領域研究 / 蛋白質 / DNA結合蛋白質 / 高次構造 / 識別機構 / X線構造解析 / 分子生物学 |
Research Abstract |
本総合研究(B)の目的は、重点領域研究「DNAの高次構造を識別する蛋白質」の発足にあたり、研究計画の立案、啓もう活動、参加予定者間の連絡、調整にあった。活動成果は次の通りである。 1.班会議、幹事会議:重点領域研究として採択の内示があったので、今後の方針、班員の役割分担、行事予定などを決めるため、9月20日大阪で班会議を行った。具体的な実務は幹事にまかされたので、行事については随時幹事会を開き決定した。 2.啓もう活動:本重点領域研究の重要性を普及するために、日本生物物理学会年会の際、10月7日に東京大学教養学部に於て、核酸認識蛋白質の新しい展開」と題する公開セミナ-を行った。演者および討論参加者の旅費を補助した。この会では、分子遺伝学的な研究が構造化学的な研究へ展開しつつあることが強調された。この進展の展開をはばむ要因としては、材料を持つ分子遺伝学者と、構造を解析する研究者のテ-マに対する認識の不足にあることが指摘され、これを解消しうる機会を持つことが提案され、平成2年3月18〜20日、山形市にて、ワ-クショップ「核酸結合蛋白のX線構造解析への展開」が開かれた。ここにおいて、重点領域研究に参加する予定の分子生物学者と、構造研究者との間の意見交換が行なわれ、体制作りが討議された。 3.重点領域研究開始の事務的整備:科研費補助金採択課題要覧の購入、重点領域研究研究計画概要の印刷、重点領域研究審査会の経費補助を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Masato Katahira: "A new model for the bending of DNAs containing the oligo(dA)tracts based on NMR observations." Nucleic Acids Res.18. 613-618 (1990)
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[Publications] Bong Jin Lee: "A nuclear magnetic resonance study of the cyclic AMP receptor protein(CRP):Assignments of the NH protons of histidine and tryptophan residues and the effect of binding of cAMP to CRP" J.Bichem.107. 304-309 (1990)
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[Publications] Masato Katahira: "Structure in solution of the RNA・DNA hybrid(rA)_8・(dT)_8determined by NMR and Raman spectroscopy" J.Am.Chem.Soc.112. (1990)
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[Publications] Yasuharu Serikawa: "Efficient expression and Zn(II)-dependent structure of the DNA binding domain of the yeast GAL4 protein" Protein Engineering. 3. (1990)
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[Publications] Takayuki Odahara: "Direct observation of the phase behavior of the lipid bilayers of phge PM2 and the intact host cells by ^1H-^<31>P cross-polarization NMR" Biochemistry.
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[Publications] Masato Katahira: "Determination of the conformation of d(GGAAATTTCC)_2 in solution by use of ^1H-NMR and restrained molecular dynamics" Biochemistry. (1990)