1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01400008
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Research Institution | National Museum of Nature and Science,Tokyo |
Principal Investigator |
金井 弘夫 国立科学博物館, 植物研究部, 部長 (90000116)
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Keywords | 地名索引 / デ-タベ-ス / 分布 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、本州東半の2万5千分の1地形図上の全ての地名を採録し、大型計算機に入力したデ-タについて、初校を終わった。前年にトラブルのあったワ-プロデ-タの移植は、多くの重複デ-タやエラ-デ-タの発生をもたらし、その修正に多くの時間を要した。校正後のデ-タを地名漢字でソ-トし、再校して用字や読みの不揃いを整えた。東日本のレコ-ド数は約17万件であった。再校後は漢字地名順および地名よみ(循環綴り)順にソ-トしたリストとし、1県あるいは数県をまとめて出力すべく処理にかかっている。地図の出版年代あるいは製作担当者の違いによると思われる用字の違い(たとえば「山岳」と「山嶽」あるいは「市ケ谷」と「市が谷」のような)が多数あり、これはソ-ティングの結果に影響が大きいのだが、こちら側で原綴りを変更することは極力避けることとした。この結果、同じ意味の文字をもつ漢字地名が異なる位置に配列されることはやむを得ない。漢字地名索引とよみ循環綴り索引との対応は、これまで地名漢字の先頭1文字の漢字コ-ドによって行っていたが、レコ-ド数が多いため、検索の便宜から2文字分のコ-ドを用いることとした。このためにソフトおよび出力仕様を変更する必要があり、検討している。 西日本については地名採録をほぼ終わり、一部は入力作業に入った。北海道については地名採録をすすめているが、片カナ地名が多く、綴りが長いため、デ-タ入力に際して後尾が打ち切りとなるものがかなり多い。処理上の問題点はこれまでに解決済みとみられるので、今後は数をこなすことに集中できるだろう。
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