1989 Fiscal Year Annual Research Report
教育方法の多様化が教職員および児童生徒に及ぼす影響についての教育保健学的総合研究
Project/Area Number |
01410021
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
渡辺 久雄 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (00024050)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴若 光昭 東京大学, 教育学部, 助教授 (90107467)
渡辺 貢次 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20024086)
野村 和雄 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (90024083)
梅垣 弘 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20193930)
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Keywords | 教育方法 / 教職員 / 児童生徒 / 精神健康 / 自覚症状 / 視機能 / 緊張傾向 / 環境衛生 |
Research Abstract |
1.研究計画の細部の検討のために、文献研究を徹底した。結果、本研究の対象の1つである教職員に関して、健康問題を掘り下げた研究はこれまでのところ極めて少なく、多くはいわゆる健康診断結果の取りまとめやアンケ-トによる意識調査に留まっている。それらをもとに、1990年4月より予定されている教職員の健康診断項目の改訂とは異なった観点から、検査測定すべきものを選びだした。なお、本研究のもう1つの対象である児童生徒について、教育方法の多様化を分析視点としたものはもちろん無いが、我々の前研究を含めて比較しうる先行研究は数多く見出され、それを踏まえて、課題及び検証すべき仮説の整理を行った。 2.教職員および児童生徒の健康実態の把握をねらいとして、本年度は高等専門学校を研究対象に据えた。これは研究のスタ-トが遅れたことから対象数の少ないものに絞ったためである。高等専門学校教員からの聞き取り及び訪問による実態把握から、高等専門学校における健康管理のあり方のばらつきの大きいこと、全寮制をとっているところ、とりわけ「教育寮」では寮生活のもつ意味が極めて大きいこと、教職員の中に健康を損なっている者が多そうであること、を把握した。全国の高等専門学校62校の教職員を対象とした、教育の多様化への実感・多様化の展開の実態・それに伴う健康状況についての自覚(自覚症状)・生徒に現れた健康面の変化についての認識、などを内容とした郵送調査を行いつつあるが、調査票の吟味および調査票の発送時期の吟味を現在慎重に行っている。 3.児童生徒の視機能および緊張傾向の把握のための測定については、計測技法の確認をあわせて対象数をしぼって学校現場での測定を行った。
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