1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01420002
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
上杉 明 京都大学, 理学部, 助教授 (10025330)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 龍幸 京都大学, 理学部, 助手 (60021797)
富田 良雄 京都大学, 理学部, 教務職員 (30217541)
斉藤 衛 京都大学, 理学部, 助教授 (90012856)
小暮 智一 京都大学, 理学部, 教授 (50025318)
大谷 浩 京都大学, 理学部, 助手 (80000850)
|
Keywords | 天体物理学 / 画像処理 / デ-タ処理 |
Research Abstract |
研究課題「拡がりをもった天体の測光並びに分光観測」に関して、次のような作業ならびに、研究が行われた。 1.ワ-クステ-ションネットワ-クの構築 本研究の研究経費で導入されたワ-クステ-ションSUN4/370、SUN4/1、プリンタ-LW101および、既存のワ-クステ-ションNEWS MWSー821等からなるネットワ-クシステムが構築された。また、このシステムは、京都大学内のネットワ-クKUINSにも接続されている。 2.観測デ-タの収集 大宇陀観測所、岡山天体物理観測所等の望遠鏡を用いての、銀河、星周ガス等についての、写真あるいは固体素子による測光観測や分光観測が行われた。写真観測によるデ-タは各種濃度計を用いて、現在、鋭意測定が進行中であり、また、固体素子に関わるデ-タは標準形式への変換作業が進行中で、いずれもマシンリ-ダブル形式で直接ワ-クステ-ションに入力可能な様式になっている。 3.解析ソフトウェアシステム (1)本研究以前の解析プログラムの移植:これまで京都大学大型計算機センタ-で行われていた解析処理をネットワ-ク内に移植する作業に入った。従来と異なったオペレ-ティングシステム、言語、への移植のため、多少の困難が見受けられるが、今後の努力に待ちたい。 (2)新しい解析プログラムの開発:ネットワ-クの特殊性を生かした新規の解析システムの構想について研究を開始した。 (3)海外の解析システムの移植:米国NOAO開発によるIRAFシステムの移植を行った。現在、その利用のための種々の演習作業が行われている。
|
Research Products
(2 results)
-
[Publications] J.Kubota,I.Tohmura & A.Uesugi: "The Vertical Motion of Matter in a Dark Filament Observed on October 27,1984." Proceedings of IAU Colloquium No.117,SpringerーVerlag.
-
[Publications] M.Nakano,Y.Tomita,H.Ohtani,K.Oura,Y.Sohue: "Structure of BrightーRimmed Globule in IC 1396." Publ.Astron.Soc.Japan. 41. 1073 (1989)