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1992 Fiscal Year Annual Research Report

両生類生活環の内分泌学的解析

Research Project

Project/Area Number 01440005
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

菊山 榮  早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 幸雄  群馬大学, 内分泌研究所, 助教授 (30114177)
石居 進  早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
Keywords両生類 / 内分泌 / 行動 / 生殖 / 性誘引物質 / プロラクチン / 成長ホルモン
Research Abstract

ウシガエル成長ホルモンcDNAをクローニングし、その塩基配列から一次構造を決定した。これまでに我々が得たタンパク分子からの解析結果と比較して73、80、87の位置のアミノ酸が異なるが今回の結果とは別のグループによって得られた結果と一致している。また上記別のグループによって発表されたものとタンパク分子から得られた結果の間には43-48の位置のアミノ酸配列が大きく異なっていたが、今回得られた結果はタンパク分子の解析結果を支持した。また、すでに得られているプロラクチンcDNAの塩基配列と成長ホルモンのそれとを比較すると48%の相同性を示すこと、アミノ酸の配列を比較すると26%の相同性があることがわかり、両ホルモンの祖先遺伝子が同一のものであるという説を両生類における解析結果でも裏付けた。
雄イモリの性誘引物質の腹部肛門腺からの単離道程を試み、アミノ酸10個からなるペプチドを単離した。この物質はこれまでに知られていなかった物質である。またこの物質の合成品を作り、生物活性が保持されていることも確かめた。
ヒキガエル神経胚期における下垂体原基がどのような経路をたどり下垂体に分化するかを、野生胚とアルビノ胚とを用い、野生胚のもつメラニン果粒をマーカーとして移植実験により確かめた。その結果、下垂体原基は神経隆起前端より発し、下降して前腸と融合し、その上端部が前脳に接し、更にその一部となること、下垂体は前脳に接する細胞集団の後端部からできてくることがわかった。このことから下垂体と視床下部とは形態形成時よりきわめて密接な関係を有していることが判明した。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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