1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01440065
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
鮎川 勝彦 九州大学, 医学部, 助手 (90193036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
財津 昭憲 九州大学, 医学部, 講師 (90037416)
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Keywords | 重症患者管理 / 輸液ロボット / システム架台 / 人工知能 / 輸液輸注ポンプ監視 / 病態判断 / 治療法示唆 / ポンプ制御 |
Research Abstract |
<輸液ロボットのソフトプログラムの作成>___ー 1)輸液ポンプ監視ソフト:8ビットBASIC言語のプログラムを汎用性を持たせるため16ビットMSーDOS BASIC言語上で走るプログラムに移植した。しかし、MSーDOSはSingle taskのため、MultiーtaskのOS/2上で動くソフトプログラムへ本職のシステムエンジニアの力を借りて改変することにした。システム設計とソフトウエア設計仕様が3月末で固まった。7月にはプロトタイプのソフトプログラムの試験運転に入り、12月には完成させる予定。 2)患者情報収集と経過予想プログラム:患者情報自動収集プログラム作成はインタ-フェ-スが入手できず一時休止中。輸液ロボットが収録するデ-タを、デ-タに汎用性を持たせるために、市販の表計算ソフト(Lotus1ー2ー3やExcelなど)を組み込み、直接書き込めるプログラム試作中。その表計算ソフト機能を借りて、病態判別と治療経過表の定型化グラフを描かせる。 3)治療法示唆プログラム:経過予想プログラムの結果を取り込み、治療法(輸液、輸血、利尿剤)の示唆をするプログラムをハイパ-カ-ドプログラム上で試作中。 4)輸液ロボット制御プログラム(隠しコマンドプログラム):輸液ポンプのコンピュ-タ制御プログラムをOS/2に移植中。次はファジ-理論の応用で循環動態の滑らかな変動と恒常性の維持プログラムを計画中。 <小型の高精密度定速輸液ポンプの開発状況(アトム株式会社へ協力要請)>___ー Pー500輸液ポンプ(流量設定1〜999ml、精度±10%、寸法105×180×180mm)とシリンジポンプ1235(注入量設定0.1〜199.9ml、精度±1%、寸法321×103×145mm)のプロトタイプが3月に完成した。 <ICU患者デ-タ整理>___ー 患者治療法の開発のため過去の患者デ-タを整理し、デ-タファイル化した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 財津 昭憲: "急性呼吸不全治療の最新の動向" 福岡医学雑誌. 81. 391-395 (1990)
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[Publications] 財津 昭憲: "サ-ファクタント(東京田辺製薬)の実験的成人型肺不全(ARDS)への効果" 日本臨床麻酔学会誌.
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[Publications] 財津 昭憲: "気管支肺胞洗浄でSurfactantを減少させた急性呼吸不全豚へのSurfactant投与の効果について" 日本界面医学会雑誌.