1989 Fiscal Year Annual Research Report
Gnotobioteを用いた根尖病巣の成因に関する細菌学的および免疫学的研究
Project/Area Number |
01440097
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
小林 千尋 東京医科歯科大学, 歯学部(歯科保存学), 文部教官講師 (80126226)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 健博 東京医科歯科大学, 歯学部(歯科保存学), 助手 (40210041)
中島 光雅 東京医科歯科大学, 歯学部(歯科保存学), 助手 (40198099)
青木 豊明 東京医科歯科大学, 歯学部(歯科保存学), 講師 (90167792)
砂田 今男 東京医科歯科大学, 歯学部(歯科保存学), 教授 (50005013)
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Keywords | Gnotobiote(単一感染動物) / 根尖病巣 / 嫌気性菌 |
Research Abstract |
1.無菌飼育ラットにBacteroidesを経口感染させ、その定着性について、嫌気グロ-ブボックスあるいはアネロレ-タ-を用いた嫌気性培養試験により検討を加えている。その際、最適な検出方法(釣菌方法、移送方法、培地の種類)を見い出し、システム化しようとしている。また、オクタロニ-法により、無菌ラットのBacteroidesに対する血中抗体価の上昇を調べている。 2.無菌飼育ラット臼歯を露髄させ、歯冠歯髄腔にBacteroides浮遊液を貼付し、仮封を行う。一定期間後、屠殺し歯髄あるいは、根尖歯周組織の変化を病理組織学的に調べる。同様の実験を、経口投与したBacteroidesで感作された動物においても行う。この実験は、現在準備中である。 以上の研究は、始まったばかりであるので、論文として発表できるような成果を得るには今しばらくの日月が必要である。
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