1990 Fiscal Year Annual Research Report
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01450020
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| Research Institution | Shirayuri College |
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Principal Investigator |
東 洋 白百合女子大学, 文学部, 教授 (60012548)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮下 孝広 百合合女子大学, 文学部, 専任講師 (00190778)
山内 宏太朗 白百合女子大学, 文学部, 助教授 (30174767)
林 洋一 百百合女子大学, 文学部, 助教授 (20145650)
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| Keywords | 道徳的判断過程 / 日米比較 / 発達 / 情報補完法 |
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| Research Abstract |
平成元年度に得た、日米の大学生・中高生についての資料に基づき、つぎのような分析の検討を行なった。
1)a)各情報が判断の形成および変化に対してもつ影響力。
b)各情報の請求理由
c)反応のパタ-ンの分析
d)上のa)b)についての文化間、男女間、年齢間の比較
e)情報請求の理由の時系列的分析
以上の分析から、骨格情報のみでの道徳的判断では、日米で判断のスケ-ル値に差がみられ、補完情報を得るにしたがって、その差が少なくなって行く傾向が見られた。また、補完情報の内容がどんなものであるかによって、判断の変化に、日米で差がみられた。
2)情報請求パタ-ンとKohlbergの刺激材料を比較し、後者が欧米型情報に偏していることを示した。
3)日米間での比較に於て、スケ-ルの各段階を表わすことばがスケ-ルで異なることが、必要な情報の選択に影響しているかどうかが検討され、本方法で用いたスケ-ルは本研究における限り、その影響を無視し得るものであることがみいだされた。
4)中間研究報告を作成、表わした。
(「道徳的判断過程の発達的比較文化的研究」発達研究vol6.)
5)「いい子」「よい人」の属性及び概念に関する面接調査項目の原案を作成し、実施方法・実施時間等に関する検討を行なった。
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[Publications] Mayumi Karasawa: "A CrossーCultural Study of the Process of Collecting Information for making Moral Juolgement" 第 回国際応用心理学会大会 ポスタ-発表. (1990)
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[Publications] 唐澤 真弓: "道徳的判断についての比較文化的研究における問題ー判断スケ-ルの相違についての検討ー" 白百合児童文化II. 2. 22-27 (1990)
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[Publications] 唐澤 真弓: "徳徳的判断過程の発達的比較文化的研究ー遂次明確化方略による試み3ー" 発達研究. 6. 63-70 (1990)
