1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01450037
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Research Institution | Yonezawa women's junior college |
Principal Investigator |
佐々木 徹郎 山形県立米沢女子短期大学, 学長 (50004099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 澄子 山形県立米沢女子短期大学, 講師 (30201776)
藤井 廣美 山形県立米沢女子短期大学, 講師 (90183590)
須江 民男 山形県立米沢女子短期大学, 助教授 (40087622)
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Keywords | 女性の意識 / 女性の社会的地位 / 女性の社会的役割 / 女性解放 / 女性差別 / 女子教育 / 女性と職業 / 女性と家庭 |
Research Abstract |
女性の社会的地位の規定しあるいは妨げている要因を社会学的に究明するために、平成元年度は次のような研究並びに活動を行った。 1.日本の女性の地位と役割に関する実証的研究ー女性の職業・学歴・家族的役割・社会活動などについての女性の意識及び行動を明らかにするために、(1)山形県内のいくつかの地域において高校生の母親2500名を対象にアンケ-ト調査を実施した。平成2年度にはその結果を分析し、女性自身の意識と行動の問題点を明らかにする予定である。(2)更に、このアンケ-ト調査を補足するために、それぞれの地域から数名の中高年の女性を抽出し、面接によってそのライフヒストリ-を中心に聞きとり調査を実施中である。 2、女性の社会的地位と役割について国際比較を行い、女性の歴史的役割及び社会構造、価値観との関係を明らかにするために、アメリカにおける女性の地位と役割、女性解放運動の動向などについて文献による研究を行った。平成2年度には、韓国・台湾・中国・東南アジアの諸国について同じ研究を行う予定である。 3、女性の地位と役割に関する内外文献のデ-タベ-スの作成と文献の整備。(1)和書134冊、洋書331冊について文献検索用のリストを作成した。この作業は平成2年度も継続して実施する。(2)女性問題関連の図書を精選し、和書75冊、洋書28冊を収集した。 4、研究代表者は、本年度の日本教育社会学会(10月7日、創価大学)において、本研究から得られた結果をもとに、短期大学における女子教育に関する発表を行った。 5、研究代表者は、山形県婦人リ-ダ-養成事業のテキスト(学習資料)に「女性と教育」と勲して執筆し、女性の地位向上を妨げる要因のひとつについて考察しその結果を公表した。
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