1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01450106
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
岡沢 祥訓 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (40110978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 健夫 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (60029725)
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Keywords | ALT-PE / 教師行動 / 観察法 / 授業分析 |
Research Abstract |
(1)ALT-PE観察法の簡便化に関して ALT-PEの簡便法の作成においては、まず1授業を分析するために何台のVTRが必要なのか、サンプリングタイムは何秒間欠まで広げても一般的な授業の姿を取り出すことができるのかを検討した。中学校に関しては12秒インタ-バルで1授業3台のVTRで、小学校に関しては1授業2台のVTRで撮影された。中学校40授業、小学校79授業を従来のALT-PE観察法に従って分析した。このようにして分析された結果を基に中学校に関しては、【○!1】3台の平均、【○!2】2台の平均、【○!3】1台の平均、【○!4】1台48秒インタ-バルの平均の差異を求めた。小学校においても2台に結果を基に同様の検討を加えた。結果は全ての処理の間にほとんど差はみられなかった。これらの結果から中学校、小学校とも1台48秒インタ-バルの分析でも授業の実態を把握できることが明らかになった。以上の結果に基づいて授業現場で直接ラップトップパソコンに入力できるプログラムを作成した。 (2)教師行動観察法の簡便法の作成に関して 奈良教育大学付属小学校の実習生の28授業をVTR撮影、分析した。また、従来撮影されていた70の現職教師の授業を分析した。分析結果を因子分析した。この因子分析の結果を基に最終的な観察カテゴリ-を決定する予定である。しかし、相互作用の重要性が示されたので、フィ-ドバック分析用のプログラムは完成させた。
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