1989 Fiscal Year Annual Research Report
児童生徒の学習・生活実態調査並びに生体情報からみた学習活動・生活行動時の情動分析
Project/Area Number |
01450112
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
天野 敦子 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10024019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中尾 道子 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (60115665)
渡辺 貢次 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20024086)
野村 和雄 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (90024083)
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Keywords | 学習活動 / 生活行動 / 健康調査 / 子どもの情動 / 皮下体温 / GSR |
Research Abstract |
これまでの研究実績の概要は次のとおりである。 〔1.昭和64年度までの先行研究の整理〕 (1)小中学校数校を対象とした学習・生活・健康等に関する調査の分析:生活習慣と肩こり感についての調査では、視力、姿勢、イライラ感などとの関連が認められた。 (2)大学生約10名を対象とした生活・健康等に関する測定の分析:胸部皮下体温や身幹部皮膚温の安定性に対して、抹消皮膚温の変動性が確認された。 (1)(2)について成果の一部は東海学校保健学会(1989年11月、静岡)で発表した。 〔2.平成元年度〕 (1)小学校4年生〜6年生を対象とした学習・生活・健康等に関する調査:集計結果については、教育現場に還元し、保健活動に生かした。更に、体位、運動能力などの結果と比較しながら分析中である。 (2)小学校4年生4名を対象とした生体情報の測定:3日間、「算数」の授業中における情動を見るため心泊数、皮下体温、GSRの測定を行った。GSRについてみると、挙手、発言時に緊張が現れることがあるのが確認された。さらに現在3.の調査結果と比較し分析中である。 (3)大学生約200名を対象とした自覚健康(特に冷え症)についての調査:約56%が冷え症を自覚している。随伴症状としては、しもやけ、ふるえ、のぼせが多く見られた。 (4)大学生8名を対象とした生体情報の測定:冷え症自覚者とそうでない者との皮下体温、皮膚温、血流量の関係について測定を行った。手指・足指皮膚温は冷え症自覚者の方がやや低い傾向を示した。その他については分析中である。
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Research Products
(2 results)