1989 Fiscal Year Annual Research Report
マルチタスク環境における教師用ワ-クステ-ションの基礎研究
Project/Area Number |
01450114
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
堀口 秀嗣 国立教育研究所, 教育ソフト開発研究室, 室長 (70103702)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前迫 孝憲 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助手 (00114893)
吉岡 亮衛 国立教育研究所, 教育情報調査室, 研究員 (40200951)
及川 昭文 国立教育研究所, 教育内容情報研究室, 室長 (30091888)
川野辺 敏 国立教育研究所, 生涯学習研究部, 部長 (10000001)
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Keywords | マルチタスク・マルチウィンドウ / ワ-クステ-ション / 教材開発 / デ-タの標準化 / 教員研修 |
Research Abstract |
(1)マルチタスチ・マルチウィンドウの教育利用の研究(屈口、川野辺、前迫) 今年度は研究の初年度でもあり、基礎研究としてまずマルチタスク・マルチウィンドウが動作する環境を構築することから行った。今後の学校現場での利用可能性を考慮し、32ビットパソコンを購入して3種類のOS環境を実験できるようにした。当面、学校ではマルチユ-ザ-ではなく、シングルユ-ザ-・マルチタスクの環境での利用となることが予想されるので、そのためのOSとしてMSーWINDOWS/386、OS/2、PCーTRONを購入し、環境を構築できるようにした。来年度はこの3つのOS比較検討しながら望ましい機能について研究を行う計画である。 神奈川県教育センタ-・埼玉県南教育センタ-の協力を得て、マルチタスクが有効に活用される教育利用の場面を教師の日常活動を分析して、学習指導、生活指導、進路指導、教育研究から22の場面を抽出した。その中で、当面有効な活用として実現性の高い、【○!1】文章と線画とイメ-ジデ-タを組み合わせて作成する教材作成、【○!2】学習指導の場面で簡単な流れをもちながらアドリブ性を要求される情報提示、電子黒板の2点をとりあげ、今後具体的に利用する環境を構築していくことになった。 (2)デ-タの標準化(堀口、及川、吉岡) PostScript、画像通信のデ-タ形式を参考にしながら、文字、ベクトル、イメ-ジのデ-タ形式について検討を行った。本研究では各種のツ-ルで加工しやすい形式が必要なことから、多くのツ-ルが共通に利用できる形式を決定し、そのデ-タ形式で中学校社会科の3年分の説明、問題、資料のデ-タを作成中である。
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