1989 Fiscal Year Annual Research Report
不安定核のイオントラップとレ-ザ-・マイクロ波2重共鳴法による核モ-メントの測定
Project/Area Number |
01460013
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
藤岡 學 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (70016111)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松木 征史 大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (50037941)
八木 益男 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (10004269)
川村 暢明 東北大学, 理学部, 助手 (30004352)
林部 昭吾 東北大学, 理学部, 助教授 (60004339)
篠塚 勉 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 助手 (10134066)
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Keywords | 不安定核 / イオントラップ / レ-ザ- / マイクロ波 / 2重共鳴 / 核モ-メント |
Research Abstract |
本年度に行ったことは以下の通り。 (1)周波数逓信器(第2高調波の発生) Sr^+イオンの共鳴線の波長は421nmであるが、他方我々が所有しているリング色素レ-ザ-では直接この波長の光が発生できないので、まず842nmのレ-ザ-光を発生し、KN_bo_3結晶素子により第2高調波として421nmの光を発生させることに成功した。 (2)共鳴螢光検出系 Sr^+イオンに421nmのレ-ザ-光を当てて共鳴吸収後再放出される螢光を検出するためCaF_2のレンズ,フィルタ-及び光電子増倍管より成る検出系を設計・製作した。トラップの中心部〜5mmфの領域から発生する光に対する受光立体角は〜30%に達する。 (3)マイクロ波発生器の購入 シストロンドナ-社の超高精度のシンセサイズ信号発生器(範囲10MH_z〜GH_z,分解能0.1H_z)を購入した(モデル1720)。 (4)レ-ザ-の校正 リング色素レ-ザ-の光の波長の絶対値を校正するため、Srランプとエタロン(2GH_z及び300GH_z)を用いて吸収曲線を測定し、ランプ内のSr^+イオンによる第2高調波の吸収を検出することを試み、ごく最近その検出に成功した。
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[Publications] 藤岡学ほか: "Ion traps snd high-resolution mass and laser specroscopy" 阪大核物理研レポ-ト RCNP-P. 95. 122-126 (1988)
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[Publications] 和田道治ほか: "Ion traps for high resolution spectroscopy" 阪大核物理研レポ-ト RCNP-P. 95. 127-135 (1988)
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[Publications] 和田道治ほか: "レ-ザ-核分光のためのRFイオントラップの製作III" 日本物理学会講演予稿集. 1. 50-50 (1989)