1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01460022
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Research Institution | College of Industrial Technology |
Principal Investigator |
吉沢 康和 産業技術短期大学, 教養部, 教授 (00028086)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 光 広島大学, 理学部, 助教授 (30028170)
藤田 恵子 産業技術短期大学, 教養部, 講師 (90082403)
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Keywords | ク-ロン励起 / 核分光学 / 原子核構造 / ガンマ線 / 変形核 |
Research Abstract |
希土類の変形核のク-ロン励起の実験を行った。実験には,デンマ-クのニ-ルス・ボ-ア研究所において共同で建設したNORD Ballと呼ばれる装置を使用した.この装置は、現在世界最高の性能を有するものである。この装置の内部に,散乱粒子測定用の6個のSi検出器を取付けるようにしたので,ク-ロン励起に最通の装置となっている. 從って,ガンマ線スペクトルは、バックグラウンドが今までのものより1桁減少し,大へんきれいなスペクトルが測定される.また,散乱粒子と2つのガンマ線のpーδーδ同時計数スペクトルが得られ,エネルギ-レベルの決定に役立っている.BaF_2シンチレ-タで作られたインナボ-ルの使用が始まり、ク-ロン励起での利用を試みている. 1.去る1990年1月に行った ^<154>Smの ^<58>Niビ-ムによる実験デ-タを解した.基底状態の回転バンドのスピン16+まで励起することができ,変形がスピンと共に大きくなっていることが明らかになった.K=0^+,2^+のβバンドとδバンド,K=0^-の8極バンドおよび2つの新しいバンドが発見された. 2.1990年8月には、 ^<154>Smと ^<160>Gdを ^<46>Tiビ-ムによるク-ロン励起の実験を行った。その結果,先の実験では確認できなかった ^<154>Smのδバンドが明らかになった. ^<160>Gdでは,8極バンドとδバンドがスピンの高いところまで見ることができた。1991年2月の実験では、 ^<32>Sビ-ムにより ^<158>Gdを励起し、βバンド,δバンド,2つの8極バンドを明らかにすることができた。詳細については、現在解析中である. 3.昨年度の科学研究費で買入したワ-クステ-ションは、広島大学において使用している.デ-タ・ソ-ティング用プログラムの開発が進み、解析が軌道に乗った.また,ク-ロン励起の理論計算プログラムもこのワ-クステ-ションで行えるようになった.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] M、Wakasugi,T.Horiguchi,W、G、Jin.H.Sakata,Y、Yoshizawa: "Changes of the Nuclear Charge Distribution of Nd,Sm,Gd and Dy from Optical Isotope Shifts" Journal of the Physical Society of Japan. 59. 2700-2713 (1990)
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[Publications] Y、Lee,N,Hashimoto,H、Inoue,Y、Yoshizawa: "GammaーRay Energy Measurements of ^<152>Eu" Nuclear Instruments and Method.