1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01460124
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Research Institution | University of Tokyo |
Principal Investigator |
大野 進一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40013114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片岡 眞澄 千葉工業大学, 機械工学科, 教授 (90083948)
大石 久己 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (90168857)
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Keywords | 振動制御 / 連続系の振動 / 振動モ-ド |
Research Abstract |
平成2年度は、以下の成果を得た。 1.平成元年度の成果を基に、振動の節の位置の制御のための条件式を節の位置の関数として求め、2つの制御加振力の周波数、振幅比、位相差を条件式に従って変化させることにより、節の位置を任意の条件で移動することが出来ることを理論的に確認した。 2.はりと2台の加振器からなる実験装置を製作し、パ-ソナルコンピュ-タと発振器からなる制御システムを構成した。また、上記の理論に基づいて節の位置を制御するプログラムを作成した。この制御プログラムは、節の位置を移動するために必要な2つの加振力の値を計算し、それらの加振力を発生させるために必要な加振器増幅器への入力信号を求め、それらの信号を発生するように発振器に命令を送るものである。 3.上記の装置を用いて、はりと加振器の特性値を打撃加振実験により実験的に決定した。次に加振力の制御信号の周波数を一定とし加振力の振幅比と位相差を変化させる方法と、加振力の振幅比を一定とし制御信号の周波数と位相差を変化させる方法による実験を行い、節を移動する理論の妥当性を実証した。 4.固有振動数等の系の特性値と制御上の問題点との関係について検討した。
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