1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01460253
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
大内 東 北海道大学, 工学部, 教授 (50002308)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 聡志 北海道大学, 工学部, 助手 (00223686)
大柳 俊夫 北海道大学, 工学部, 助手 (70177020)
栗原 正仁 北海道大学, 工学部, 助教授 (50133707)
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Keywords | エキスパ-トシステム / 知識獲得 / 構造モデリング / ETS / ファジィ / Personal Construct Grid Method |
Research Abstract |
平成1年度の研究の結果、以下の事が明かとなった。 (1)ETS等で利用されている。Personal Construct Grid法を利用して知識の発想を行ない、属性集合上の含意構造を構造モデリング法を利用することにより無矛盾にかつ効率良く決定することが出来る。 (2)このためには、これまで提案されているシステム構造モデリング法の機能を拡張するために、1種類の二項関係のみを扱っている点を多種類の関係を取扱うことが可能であること、及び、関係の強さあるいは曖昧さを考慮できるようにすることが必要であるとの結論に至った。 平成2年度は、上の結果を踏まえて理論の拡張と実験システムの試作及び応用を行なった。 1、関係の強さを考慮するために、ファジィ関係を導入した構造モデリング法の理論を開発した。 2.多種類の関係を関係連関行列として作成し、これを利用して構造モデリングを行なう理論を開発した。 3.開発した理論を研究費で購入したAS4330ワ-クステ-ション上にインプリメントをおこない、実験システムを開発した。 4.知識の無矛盾性の検証を定量的に行なう理論を検討し、実験システムを構築した。 5.自動推論を具体的問題に応用し、獲得された知識を利用して推論を効率化した。 6.計算機言語の文法構造を解析し、言語学習の効率化を計ることへ応用をした。 以上の様に、本研究はほぼ当初の目的を達成して終了した。今後の展開として、今回は充分に検討が出来なかった「Case Based Reasoning」について導入の可能性を考察することが考えられる。
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Research Products
(14 results)
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[Publications] 若林 高明,大内 東: "ファジイISMにおける推移的結合の考察" 第6回ファジイシステムシンポジウム講演論文集. 427-430 (1990)
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[Publications] Azuma OHUCHI,Masahito KURIHARA: "DEVELOPING A CONSENSUS MODEL IN FLEXIBLE ISM" Proceedings 1990 IEEE International Conference on Systems,Man,and Cybernetics. 72-77 (1990)
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[Publications] 大内 東,栗原 正仁: "FISMによる合意モデル構築支援" 情報処理学会論文誌. 32. 256-264 (1991)
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[Publications] 門脇 保,大内 東: "関係連関行列を用いた知識構造モデリング" 第23回SISC北海道支部学術講演会. 67-68 (1991)
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[Publications] 若林 高明,大内 東: "Sanchezの固有ファジイ集合方程式の解法を用いた相互連関行列の決定法" 第23回SISC北海道支部学術講演会. 111-112 (1991)
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[Publications] 大内 東,三田村 保: "PCTとF^2ISMを融合した知識獲得" 情報処理学会第42回全国大会講演論文集(3). 130-131 (1991)
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[Publications] Masahito KURIHARA,Azuma OHUCHI: "Modularity of simple termination of term rewriting systems" 情報処理. 31. 633-642 (1990)
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[Publications] Masahito KURIHARA,Azuma OHUCHI: "Modularity of simple termination of term rewriting systems with shared constructors" 情報処理学会研究報告. 90ーSFー36. 1-10 (1990)
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[Publications] Masahito KURIHARA,Azuma OHUCHI: "Termination of direct sum of simplyーterminationg term rewriting systems" International Conference on Information Technology Commemorating the 30th Anniversary of the Information Processing Society of Japan(InfoJapan'90). 11-18 (1990)
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[Publications] Hisashi KONDOH,Masahito KURIHARA,Azuma OHUCHI: "Termination verifier of term rewriting systems with reason maintenance system" JapaneseーSino SapporoーShenyang International Conference on Computer Applications(4th SSICCA). 5-8 (190)
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[Publications] Masahito KURIHARA,Hisashi KONDOH,Azuma OHUCHI: "Using ATMS to efficiently verify the termination of term rewriting systems" Pacific Rim International Conference on Artificial Intelligence(PRICAI'90). 456-461 (1990)
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[Publications] 大柳 俊夫,大内 東: "有理数演算によるゴモリ-の小数法の基礎的検討" 情報処理学会論文誌. 31. 667-675 (1990)
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[Publications] 大柳 俊夫,大内 東: "大型疎線形計画問題に対するReidの基底更新アルゴリズムの改善とその性質" 情報処理学会研究報告. 90ーALー16. 1-8 (1990)
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[Publications] 遠藤 聡志,大内 東: "計算機言語の文法に対する構造モデリングと複雑度評価" 情報処理学会論文誌. 32. (1991)