1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01470113
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
山下 晋三 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (30025853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 裕子 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (10202904)
〓谷 信三 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (50027900)
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Keywords | 1ークロロブタジエンーブタジエン共重合ゴム / 1ークロロブタジエンースチレンーブタジエン三元共重合ゴム / ポリ(エチレンオキシド) / 親水性エラストマ- |
Research Abstract |
親水性エラストマ-開発に関する初年度の研究成果は次の通りである。(1)AT-PEGMの合成 ポリエチレングリコ-ルモノメチルエ-テル(PEGM)とトリレンジイソシアナ-トを1:2の割合でベンゼン中に加え、ジーnーブチルスズジラウレ-ト存在下、室温で24時間反応後、過剰のジメチルアミノエタノ-ルと更に室温で24時間反応。分子量2100、分子量分布1.1でほぼ定量的に末端にジメチルアミノ基を有するポリ(エチレンオキシド)(AT-PEGM)を得た。(2)CB-BR及びCB-SBRの合成 当研究で開発された1ークロロブタジエンーブタジエン共重合ゴム(CB-BR)ならびに1ークロロブタジエンースチレンーブタジエン共重合ゴム(CB-SBR)を所定の乳化重合法で合成し、OH基とC1基をもつ固形ゴムを得た。(3)CB-BR-g-PEO CB-BRとAT-PEGMを38℃、ロ-ル上にて十分に混合し、100℃にて120分間プレスした。しかし、ゾル分率の測定より、この条件ではほとんど四級塩化反応が進行していないことがわかった。現在、反応条件について検討を行っている。(4)CB-SBR-PEGゲル 水酸基を有するCB-SBRに、分子量1800のポリエチレングリコ-ル(PEG)とメチルケトオキシムブロックへキサメチレンジイソシアナ-トをロ-ル上で混練し、150℃、100kgf/cm^2で15分間プレスした結果、ゾル分率の測定より仕込量の40%のPEGがCB-SBRに反応することが明らかとなった。動的試験の結果から損失正接がブロ-ドになっており、PEGの凝集及び結晶化が阻害されていること、また、酸素プラズマエッチングを行ったフィルムのSEM観察のから、PEGは単純ブレンドの場合よりも、より細かくゴムマトリックス中にミクロ相分離していることが判明した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] S.Yamashita: "1ーChlorobutadiene Styrene-Butadiene Rubber I Synthesis.Structure and Properties" Journal of Applied Polymer Science.
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[Publications] S.Yamashita: "1-Chlorobutadiene-Styrene-Butadiene Rubber II Hydrophilic Elastomer" Journal of Applied Polymer Science.
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[Publications] S.Yamashita(Editors,T.Saegusa,T.Higashimura,A.Abe): "Frontiers of Macromolecular Scienece" Blackwell Scientific Publications, p.201 206(p.595) (1989)
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[Publications] S.Yamashita(Editors,B.C.Anderson,Y.Imanishi): "Progress in Pacific Polymer Science" Springer-Verlag, (1990)