1989 Fiscal Year Annual Research Report
アルコ-ル性肝障害の発症における食事脂肪の質的意義について
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01480230
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
藤沢 洌 東京慈恵会医科大学, 第一内科, 教授 (80056473)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中原 正雄 東京慈恵会医科大学, 第一内科, 助手 (30201669)
山内 眞義 東京慈恵会医科大学, 第一内科, 助手 (20138811)
北原 敏久 東京慈恵会医科大学, 第一内科, 助手 (00119786)
小倉 和雄 東京慈恵会医科大学, 第一内科, 講師 (20119770)
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Keywords | アルコ-ル性肝障害 / 食事脂肪 / 不飽和脂肪酸 / 飽和脂肪酸 / 肝線維化 |
Research Abstract |
重症例の多い米国のアルコ-ル性肝障害患者の食事背景を参考にして、Splague-Dawley系雄ラットを蛋白8,脂肪20,炭水化物72Cal%対照群(C群)、炭水化物の46Cal%をエタノ-ルで置換したアルコ-ル群(E群)を液体飼料にて30日間、および90日間pair feedingした。食事脂肪については、牛脂とサフラワ-油を使用して植物性/動物性脂肪比、不飽和/飽和脂肪酸比を変化させることにより、アルコ-ル性肝障害の発症における食事脂肪の質的な意義を検討し以下の成績を得た。1.血漿GOT,GPT,mーGOT,GLDH,過酸化脂質は、牛脂C群、サフラワ-C群よりも両群のE群で上昇し、いずれもサフラワ-C群よりも両群のE群で上昇し、いずれもサフラワ-E群でより有意な高値を示し、サフラワ-油が牛脂よりもアルコ-ル性肝障害の発症に促進的に働くことが明かとなった。2.肝内過酸化脂質およびcollagen-bound Hydroxyprolineも血漿と同様の成績であった。次年度は肝線維化の合成系と異化系とともに線維化担当細胞を検討する。
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