1991 Fiscal Year Annual Research Report
カルチノイド及び機能性癌の全国登録・保存・供給システム化に関する研究
| Project/Area Number |
01480322
|
|---|
| Research Institution | Niigata University |
|---|
Principal Investigator |
曽我 淳 新潟大学, 医療技術短期大学部, 教授 (70018373)
|
|---|
| Keywords | ホルモン産生腫瘍 / カルチノイド / ソマトスタチノ-マ / ガストリノ-マ / グルカゴノ-マ / インスリノ-マ / バイポ-マ / 甲状腺髄様癌 |
|---|
| Research Abstract |
平成3年度においては、研究経過は当初の計画通りに進捗した。本年度には以下の件数・症例数の入力が行われた。とくにインスリノ-マの本邦例とソマトスタチノ-マ、グルカゴノ-マ、バイポ-マの外国症例の入力が予定以上に進んだ。
1.カルチノイド 報告症例 450件/267症例 剖検症例 81症例
2.ZES(ガストリノ-マ) 117件/19症例
3.ソマトスタチノ-マ 63件/19症例 (本邦・外国)
4.グルカゴノ-マ 111件/29症例 (本邦・外国)
5.甲状腺髄様癌 212件/120症例 (カルシトニノ-マ)
6.インスリノ-マ 1218件/278症例
7.バイポ-マ(本邦・外国) 92件/26症例
8.その他のホルモン産生腫瘍 57件/5症例
以上の症例は随時統計的に処理し、統計資料として論文とし公表(研究発表の欄参照)している他、主たる研究者に配布しており、また個別の研究者からの照会についても各種の資料・文献などを迅速に提供している。本年度は研究者からの照会は3件あり、いずれも必要とする資料を整理・分析し、研究の利用に供した。
資料の収集については、数人の研究補助者による協力を得て、資料の内容分析・人力は研究者本人が行っており、本年度で本邦症例についてはほぼ軌道にのったものといえる。今後は本邦症例については同様の作業を恒常的に継続し、随時統計分析による新知見を公表したい。
|
-
[Publications] J.Soga.: "Carcinoid somatostatinoma of the duodenum:report of a case and an analysis of reported cases." J.Exp.Clin.Cancer Res.10. 17-30 (1991)
-
[Publications] 曽我 淳: "ポリペクトミ-ーカルチノイドの取扱い(大腸内視鏡シリ-ズ・II)" 臨床外科. 46. 1185-1188 (1991)
-
[Publications] 曽我 淳: "消化管カルチノイド/診断と治療法の選択" 消化器外科5月臨時増刊号. 15. (1992)
-
[Publications] 曽我 淳: "膵内分泌腫瘍" 外科治療1992年特大号/腹部消化器外科診断マニュアル. (1992)
-
[Publications] 曽我 淳(分担執筆): "新外科学体系第23巻 小腸・結腸の外科II:カルチノイド腫瘍" 和田達雄監修、中山書店、東京, 399 (1991)
-
[Publications] 曽我 淳(分担執筆): "最新薬物療法マニュアルー投薬の基本と治療プログラムー下巻:カルチノイド症候群(疾患別薬物療法:内分泌疾患と代謝異常)" 日本臨牀社、大阪, 1,391 (1991)
-
[Publications] 曽我 淳(分担執筆): "消化器疾患最新の治療'91ー'92:消化管カルチノイド" 岡博・丹羽博文・戸部隆吉編、南江堂、東京, 444 (1991)
-
[Publications] 曽我 淳(分担執筆): "内分泌外科標準手術アトラス:カルチノイド.術式の選択" 阿曾佳郎ほか編、インタ-メルク、東京, 256 (1992)
