1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01480425
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
高添 一郎 東京歯科大学, 歯学部・微生物, 教授 (80085696)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 哲男 東京歯科大学, 歯学部・微生物, 助手 (00159253)
内藤 祐子 東京歯科大学, 歯学部・微生物, 講師 (00147258)
太田 功正 東京歯科大学, 歯学部・微生物, 助教授 (30138680)
奥田 克爾 東京歯科大学, 歯学部・微生物, 教授 (40085741)
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Keywords | 歯周病原菌 / Treponema denticola / Bacteroides gingivalis / 遺伝子解析 |
Research Abstract |
近年の研究から歯周病の発症と進行には特定のグラム陰性桿菌がスピロ-ヘ-タ-と共に深く関与していることが明らかにされてきた。それらの歯周病原菌の保有する病原因子としては歯槽骨吸収をもたらす内毒素を始めとして歯周組織破壊性を様々なタンパク分解酵素、歯面ペリクル・口腔粘膜への付着因子や血球凝集因子等が報告されている。しかし、各病原因子ともその抽出・精製は煩雑かつ困難であるために充分な検討が行なわれているのが実情である。本研究は組換え遺伝子の技術を利用して歯周病原菌の保有する病原因子を分子レベルから解析することを目的としている。 本年度はまず有力な成人性歯周病原菌としてTreponema denticolaとBacteroides gingivalisの2つの菌種を選びだし、それぞれの菌から染色体DNAを精製した。さらに染色体DNAを制限酵素で切断し、適当なベクタ-へ挿入し、大腸菌へ形質転換(transformation)した。それと平行して病原因子の解析やクロ-ンのスクリ-ニングするための抗体としてウサギ免疫血清やマウス単クロ-ン抗体を作製した。 今後は遺伝子バンクから免疫学的手法やプロ-ベによるサザンブロット法を用いて病原因子を発現しているクロ-ンを見つけだし、その塩基配列さらにはアミノ酸配列を決定すると共に大量培養により病原因子を抽出、精製し、化学的、免疫学的特性を検討する予定である。
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[Publications] Kato,T.: "Structural analysis of lipo-polysaccharides from Eikenella corrodens by use of murine monoclonal antibodies." Infect.Immun.57. 656-659 (1989)
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[Publications] Fukumoto,Y.: "A common antigen of Treponema denticola and other Treponema species detected by monoclonal antibody." Oral Microbiol Immunol. 4. 112-116 (1989)
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[Publications] Okuda,K.: "Neuraminidase-enhanced attachment of Bacteroides intermedius to human erythrocytes and buccal epithelial cells." Infect.Immun.57. 1635-1637 (1989)