• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1991 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者の根面齲蝕の合理的処置法と知覚過敏防止に関する研究

Research Project

Project/Area Number 01480552
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

山田 敏元  東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (40134712)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐野 英彦  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90205998)
Keywords根面塗布材 / サリチル酸モノマ- / 低粘性レジン / 耐摩耗性 / 歯髄刺激 / 歯刷子摩耗 / 根面齲蝕 / 象牙質齲蝕
Research Abstract

現在本邦においては,高齢者数は確実に増加しており,歯頸部の歯肉退縮に由来する根面齲蝕や歯根露出に伴う知覚過敏は増加の一途をたどっている。これらの症状を除去し,併せて齲蝕予防を意図して本研究は計画されたが,平成元年度より本年度までの研究により次のことが明らかとなった.即ち根面塗布法及び材料として,10%のクエン酸水溶液に20%の割でCaCl_2を溶解させた処理材で歯面処理し,これにサリチル酸誘導体であるSAを塗布し,次いで光・化学重合型ボンディング材を塗布・光硬化させ,次いで有機複合フィラ-を含有する低粘性レジンライナ-を塗布・光硬化させる手順である.これらについてその塗布方法及び塗布用小筆などを開発し市販出来るような状態にした.そしてこの市販品を用いて臨床試験を行なったところ,確実に歯頸部の知覚過敏を抑えうることが明らかとなった。また同時に行なわれた歯頸部齲蝕象牙質の超微細構造に開する研究により,その超微細構造や,齲蝕の進行が,歯冠象牙質の構造と異っていることも見出され,今後の研究の基礎的情報とすることが出来た。今後この塗布材のポリマ-鎖の中に弗素を導入してより予防効果の高い根面塗布材を開発する予定である.

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 細田 裕康,山田 敏元: "クリアフィルライナ-ボンドを用いた新しい歯質接着性コンポジットレジンシステムに関する臨床的研究" 日本歯科保存学雑誌. 33. 1623-1636 (1990)

  • [Publications] 王 博賢: "齲蝕により歯頸部象牙質の構造変化に関する研究" 日本歯科保存学雑誌. 34. 663-699 (1991)

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi