1989 Fiscal Year Annual Research Report
CATV既設地域における住民の情報行動に関する調査研究ー滋賀県水口町及び奈良県生駒市周辺地域の場合ー
Project/Area Number |
01490026
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
荒木 功 佛教大学, 社学部, 教授 (20097869)
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Keywords | 情報 / 行動 / 住民 / コミュニケ-ション / CATV / メディア / 滋賀県水口町 / 奈良県生駒市 |
Research Abstract |
本研究は、CATV既設地域における住民の情報行動に関する2年計画の調査研究であるが、今年度は滋賀県甲賀郡水口町を調査対象地として選定した。平成元年度当初から、先ず、地域的コミュニケ-ション・情報行動などに関する文献の収集を実施し、次いでその地域特性に関わる文献・資料・統計の収集に努めた。さらに、この研究の基本調査である住民に対する大量調査を実施するため、何回かの現地視察を行なうと共に、町役場などの機関を訪問し調査実施の協力を依頼した。それと平行して調査票の作成や印刷、その他の準備を行ないつつ調査員の確保とその訓練を行なった。その後、8月には調査員と共に現地におよそ1週間滞在し、調査票の配布と回収の作業を実施した。9月には、調査票の整理とそのコ-ディングやカ-ド・パンチの作業にかかり、12月に入ってその計算機処理を行なった。平成2年1月からそのデ-タについての検討を開始したが、目下補完調査の資料等を加えて全体的な検討を行なっているところであるが、部分的には今後も多少資料の補充や現地訪問の必要性があると考えている。基本調査の結果を概観する限り、大都市通勤圏化してきているとはいえ、被調査者の情報行動にみる限り、傾向としてはやはり地方小都市ないし農村的性格を見て取ることができるようである。ただ、町全体を対象地とした基本調査では被調査者が町全域に分散することとなり、調査実施上の困難があったことは、次年度の調査設計上考慮すべき点である。また、対象地についてはその性格を把握するのに重要な近年の文献が少ないことも一つの問題である。設備備品として申請したパ-ソナル・コンピュ-タは機動性があり、こうしたフィ-ルド調査を伴う研究には必須のものであると痛感した。
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Research Products
(1 results)