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1990 Fiscal Year Annual Research Report

不安の発現メカニズムに関する行動薬理学的研究

Research Project

Project/Area Number 01510091
Research InstitutionCentral Institute for Experimental Animals

Principal Investigator

高田 孝二  (財)実験動物中央研究所, 精神薬理部, 主任研究員 (70100930)

Keywords不安 / 薬物弁別 / アカゲザル / βーCCE / 不安惹起物質 / ベンゾジアゼピン / セロトニン / ド-パミン
Research Abstract

皮下投与された生理食塩液と0.18mg/kgのβーCCEを既に弁別した2頭のアカゲザルについてβーCCEの用量効果関係を求めたところ、0.01mg/kgで効果の消失がみられ、約1年半前と比べ、0.25ないし0.5log unitの感受性増大が認められた。これらのサルを用い、代表的な抗不安薬でありベンゾジアゼピン受容体アゴニストであるジアゼパムによる拮抗試験を行ったところ、βーCCEの訓練用量である0.18mg/kgの効果はジアゼパムの1ないし1.8mg/kgで消失した。そこで1mg/kgのジアゼパム処置後にβーCCEの用量効果関係を求めたところβーCCE反応は0.32ないし0.56mg/kgでみられ、1.5ないい1.75log unitのシフトが観察された。ジアゼパム単独では、約50%の反率減少がみられた3.2mg/kgにおいても般化はみられず、いずれの用量においても生理食塩液反応が90%を越えた。これらのサルと新たに弁別を形成した2頭の計4頭を用い、βーCCE弁別刺激効果発現に関するセロトニン(5HT)作動性神経系の関与を検討した。5HT受容体のAlサブタイプアゴニストに分類される5ーOHDPATについて、はじめに2頭でラットでは無作用量とされる0.03mg/kgを初回用量としてテストしたところ、2頭とも完全般化がみられた。このため新たに3頭を用いて用量効果関係を求めたところ、0.01ないし0.1mg/kgで完全般化がみられ、この用量範囲で反応率に変化はみられなかった。ついでBサブタイプアゴニストに分類されるTFMPPをテストしたところ、1ないし3mg/kgで同様に完全般化がみられ、1mg/kgで般化のみられた1頭で最大29%の反応率減少がみられた。

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Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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