1989 Fiscal Year Annual Research Report
稲作機械化一貫体系下の農家生活構造ー生活時間デ-タによる実証的分析ー
Project/Area Number |
01510116
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Research Institution | Seisen University. |
Principal Investigator |
松田 苑子 清泉女子大学, 文学部, 助教授 (30100986)
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Keywords | 生活時間 / 就業構造 / 役割構造 / 生活構造 / 農業機械化 / 農家生活 |
Research Abstract |
1.現地調査 本年度は、山形県東田川群朝日村越中山地区の17戸90名の協力を得て、8月20日〜26日、9月17日〜23日、1月21日〜27日の3回にわたって、記帳による生活時間調査を実施した。 本研究では、年間4回(農繁期2回、農閑期2回)の記帳調査を計画しているが、そのうちの農繁期1回、農閑期2回を終了したことになる。 2.デ-タ整理 本年度終了した調査のうち8月、9月の2回分についてコ-ディングを行い、コ-ディングシ-トに転記した。 以上、1、2、の過程において調査補助者の協力を得た。 3.反省 本調査で使用している調査票は、協力者に生活行動別時間量を線で示してもらう設計になっているが、60代以上の協力者の中にはこのような記入方法に対するとまどいがみられた。むしろ、日記式の方が適当であったようである。このようなとまどいは、本調査の対象地である岡山ではみられなかった。岡山の協力者たちが昭和30年代にすでに時間量で記入する調査を体験しているためであると思われる。
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