1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01510147
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
川上 昭吾 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)
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Keywords | 生活科 / 教育課程 / 評価 / 小学校 |
Research Abstract |
1.生活科の研究先進校の研究成果の収集と整理。 約30校の研究物を収集・整理し、このうち21校については実地調査を行なった。さらに、5校については共同で研究を進めた。 これらの学校の研究の重点は、平成元年度は年間計画の練り直しや授業内容の研究であった。それに対し、平成2年度になると重点は評価研究に移ってきている。この重点の変化は特筆すべきことである。これらの学校の研究成果からは、下記3の研究を進めるにあたり多くの示唆が得られた。 2.授業のVTR収録 約20の授業をVTR収録した。これは下記3の研究に使った。また、今後は大学の授業に利用できる。 3.生活科の評価方法の開発研究 生活科では評価の観点と評価方法が未だ定まっていない。 そこで、活動性の高い、普通、低い(横軸)と、学習内容に対する好き、普通、嫌い(縦軸)の二観点で、児童を9つにタイプ分けした。そして、すべての児童を、1象限に位置する「内容に興味を示し活動性が高いタイプの児童」に移行させることを目標にした。 3種類の授業を行ない授業分析した結果、授業の目標が達成されたとみなされる児童はいずれも1象限に近付いていくことが確認された。また、この方法は、児童を容易にとらえることができることも分かった。 以上のことから、活動性と内容に対する好嫌の二軸で授業と児童を評価していく方法は、実践場面で有効に使えることが明らかとなった。
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Research Products
(2 results)