1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01540072
|
Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
三井 孝美 学習院大学, 理学部, 教授 (20080484)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水谷 明 学習院大学, 理学部, 助教授 (80011716)
片瀬 潔 学習院大学, 理学部, 助教授 (70080489)
黒田 成俊 学習院大学, 理学部, 教授 (20011463)
飯高 茂 学習院大学, 理学部, 教授 (20011588)
大津賀 信 学習院大学, 理学部, 教授 (30033765)
|
Keywords | 超越数 / マ-ラ-関数 / パデ近似 |
Research Abstract |
1.本年度に行われた何回かのシンポジウム、研究集会を通じて、超越数論の研究発表、情報交換、交流および資料収集をはかった。特に平成元年6月に京都大学で行われたシンポジウムでは、超越数論に関連深い次のような講演が行われた: (1)平田典子(奈良女子大):対数の1次式の評価。 (2)西岡久美子(奈良女子大):マ-ラ-関数へのネステレンコの方法の応用 (3)原瀬巍(東工大):形式的巾級数環の中の代数的元。 (4)豊田雅孝(学習院大):S数、T数とリュ-ヴィル数。 (5)天羽雅昭(東北大):マ-ラ-の方法の応用。 2.さらに、平成2年1月に、学習院大学で、本年度の科学研究費補助金を運営費用として、第3回超越数論研究集会が行われた。6年前に第2回の会を行って以来、内外の超越数論研究は著しい発展を遂げていて、それを反映して次のような分野に関する講演および討論があり、非常に有益な結果が得られた: (1)一般的なマ-ラ-関数の性質。 (2)パデ近似と有理近似、コンピュ-タ-の応用。 (3)代数群上の1次形式、特に楕円曲線論への応用。 (4)S数、T数、L数の相互関係。 3.上記の研究集会について、その報告集を出し、これに超越数論の文献集をつけ加えた。これは各種の問題に関連した文献を応し収集した結果その数は370編に達し、将来の研究の促進に役立つものであり、今年度における研究資料の調査・収集の結果である。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 黒田成俊,鈴木俊夫: "A time-dependent method for computing eigen-functions and eigenoalues of Schrodinger operators" Japan J.Appl.Math.7. (1990)
-
[Publications] 片瀬潔: "Classifying lens spaces by eta-invariants" Tokyo.J.Math.13. (1990)
-
[Publications] 三井孝美: "解析的数論-加法的理論-" 岩波書店, 213 (1989)
-
[Publications] 飯高茂: "Prologで作る数学の世界" 朝倉書店, (1990)