1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01550084
|
Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
久保田 護 茨城大学, 工学部, 教授 (00007593)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
住谷 秀保 茨城大学, 工学部, 助手 (30206594)
亀丸 俊一 茨城大学, 工学部, 助手 (60175289)
出羽 宏視 茨城大学, 工学部, 助手 (40007638)
田村 祐二 茨城大学, 工学部, 助手 (80007624)
|
Keywords | 超砥粒砥石 / ダイヤモンド砥石 / 電解ドレッシング / 放電ドレッシング / ツイン電極 / シングル電極 / ツル-イング / 放電加工 |
Research Abstract |
超砥粒砥石のうち基本的なメタルボンドダイヤモンド砥石について電解ドレッシング特性を普通の研削液とNaNO_320%水溶液で研究した結果から、普通の研削液では電解がほとんど進まず、電解できる特殊な研削液を選ぶことは実用上不便であり、NaNO_3では電解による砥粒露出が顕著であるが、砥石の形状精度の維持に問題があるほか、研削盤をさびさせる欠点を持つことが明らかになった。 ツイン電極式接触放電ドレッシングを自動化する問題を研究し、一般の放電加工のような電極送りの自動制御をしない定速送りであっても、適当な電圧を選べば安定にドレッシングできることを確かめた。 ツイン電極式接触放電ドレッシングで発生しやすいドレッシングむらを除くため、テ-パ電極法と複数電極法を試みた。その結果、むらを減らすことはできたが、完全になくすことはできなかった。 ドレッシングむらが発生する理由を検討し、原理的にむらが発生しないシングル電極式接触放電ドレッシングに改めた。砥石の側面をスリップリングにすることにより比較的簡単な形のドレッシング装置にまとめ、これによるツル-イングとドレッシングの特性を求めた。その結果、むらがまったくなくなっただけでなく、ツイン電極式では困難だった砥石振れの除去が容易になった。 ドレッシング後の砥粒の突出し量とドレッシング条件の関係を求め、加工電圧と切込み送りを調節することで突出し量を制御できるという結論を得た。 実用的な装置にするため電極板の材料と板厚を検討し、厚さ3mmの銅板電極を4〜6枚ならべて正極にしたシングル電極式接触放電ドレッシング装置が価格、性能、取扱いの容易さの点で実用に敵するという結論に達した。
|
Research Products
(1 results)